【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:落ちぶれる国内キャリア」から
2012/09/25
2012.9.21 日経産業新聞の記事「眼光紙背:落ちぶれる国内キャリア」から
土管屋に徹するキャリア
コラムの筆者は、米国経済、GDPを年率換算で最大0.5%も押し上げるとの試算もあるという、アップル社のスマートフォン「iPhone5」の好調さから国内の通信キャリヤ各社の力のシフトが伺えるという。
○かつては、新製品発表はキャリア主導
掲題電話の新製品発表はこれまで、通信キャリアが仕切り、端末メーカーは遠慮して独自の発表会を自粛する傾向にあった。ところが、今回のiPhone5の発表では、KDDIは、通信路(通称、土管)にLTE(次世代高速携帯電話サービス)についての料金などは発表したものの、端末自身の価格の発表はなかった。
これには、アップルから「携帯電話会社が記者会見などを開いてiPhone5を発表するのを控えてほしい」との通達があったという。ソフトバンクも、アップルの発表後に端末価格などを発表している。
これまでの、キャリア主導の端末開発から、スマートフォンの時代になり、端末メーカー主導の開発に大きくシフトした。これまでの海外でのスタイルが、ガラパゴスと呼ばれる日本市場でも起こったわけである。