Previous month:
2011年4 月
Next month:
2011年6 月

2011年5 月

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「電子書籍『文庫』抜く:米国の2月売上高」より

2011.5.9  日経産業新聞の記事「電子書籍『文庫』抜く:米国の2月売上高」から

米国人のライフスタイルの一部に定着?

記事のデータによると、米出版社協会(AAP)が2月に電子書籍の売上高が前年同月比の約3倍の9030万ドルとなりパーパーバックを上回ったと報じたという。所説はあるが、売上の向上にはiPadなど多機能携帯端末の普及が要因だという。昨年末のクリスマス商戦でiPadやアマゾンのキンドルなどの購入者が、相次いで電子書籍を購入したとのこと。同協会は一過性のデータかもしれないとしながらも、電子書籍は米国人のライフスタイルの一部として定着してきたと報じた。

電子書籍の特徴として同じ作者の過去作品を一気にまとめ買いするといった効果もある。リアルな書店チェーンの「ボーダーズグループ」の経営破たんもあって、米国では日本より先に出版業界の主戦場が電子書籍に移るとしている。

日本では、日本語特有の表示等で標準化作業が遅れており、提供方法もアプリ型、配信型といった統一性がない。さらに、まだまだiPadなどで書籍を読む文化にはなりきっていないのが現状だ。米国のライフスタイルに大きく影響を受ける日本。今後の進展はやはり電子書籍の市場の成長になるだろう。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「仕事に効くキーワード:特許審査請求料」から

2011.4.28  日経産業新聞の記事「仕事に効くキーワード:特許審査請求料」から

特許審査請求料の値下げで出願は増えるのか

コラムのデータでは、日本の特許出願件数は、2001年の43万9175件から、09年には34万8596件まで約9万件減ったことを示している。景気低迷と企業の特許にかける予算も縮小している現実がある。これでは日本の技術競争力の低下を招きかねないとの危機感から、政府は、11年秋を目処に、特許の審査請求料を現行の16万8600円から約25%下げ、基本料金を約12万円にするとのこと。ただし、出願料や登録料は据え置き。

さて、この値下げ。出願件数を増やすなら、出願料や登録料にあってもよいものだが。これらの特許の維持経費を考えると、特許の評価が相当でないと、出願や権利維持とはならないのは、今回の値下げだけでは何の効果もない。勅許の質の向上を狙わないと、出願件数だけで技術競争力を云々しても意味がないだろう。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:商品のコアバリュー」から

2011.4.28  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:商品のコアバリュー」から

作り手と顧客の共鳴がコア・バリューを生む

コラムの著者 中央大学商学部の三浦俊彦教授は、生命保険とアイスクリームを例に、自社のコアバリューの視点の大切さを説く。

保険の内容や毎月の保険料の説明に追われてきた生命保険。だが、顧客が保険に加入するとき、何を考えているのかという基本的な視点が欠けていた。顧客が保険に加入するときには、家族や子供への思いを伝えること、それを形にすることが生命保険会社の任務でありコアバリューと気付いたことだ。

プレミアムアイスクリームで有名なH社。そこでのコアバリューはアイスを口に含んだときの至福の瞬間。確かに乳脂肪分や材料の差はあれど、この至福の瞬間をメーカーとして共鳴を生むことにあるという。

至福の瞬間をイメージする顧客の思いと、その実現を約束する作り手の思いとの共鳴がコア・バリューだ。

小手先の差別化よりも心の共鳴こそ、極めて強い事業の要となる。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「人を動かす図解力⑨」から

2011.4.27  日経産業新聞の記事「人を動かす図解力⑨」から

表の活用法

コラムでは、図解でよく使う「表」について、基本的な2つの表の作り方、使い方、記入の際に気をつけることを解説。コラムで紹介されたのは、シンプルな縦横の欄がある「シンプルリスト」と日程や工程を示す「線表」である。

【シンプルリスト】

具体的な役割分担などを「誰が」、「何を」、「いつまでに」、「どうする」といった項目と情報を整理する表である。

【線表】

時間軸を横に、担当や役割を縦に書き、作業の長さを⇔などで記入して見せる表である。

【記入のポイント】

  • 項目をまとめ、たくさん作らない
  • 文章縮める/分ける

多くを表だけでなくグラフなどと併用することで、自分と聴き手の中に同じイメージができれれば、コミュニケーションミスを減らせる。


【ヒット商品】ネタ出しの会 弊社休業のため一時休止のお知らせ

いつも、当ブログをご利用いただきありがとうございます。

さて、執筆者も含め弊社休業のため、以下の期間、一時ブログの更新を停止致しますので、ご了承ください。

なお、再開は、5月8日(日)を予定しております。

【休止期間】

2011年5月3日(火)~5月7日(土)

以上