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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:商品のコアバリュー」から

2011.4.28  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:商品のコアバリュー」から

作り手と顧客の共鳴がコア・バリューを生む

コラムの著者 中央大学商学部の三浦俊彦教授は、生命保険とアイスクリームを例に、自社のコアバリューの視点の大切さを説く。

保険の内容や毎月の保険料の説明に追われてきた生命保険。だが、顧客が保険に加入するとき、何を考えているのかという基本的な視点が欠けていた。顧客が保険に加入するときには、家族や子供への思いを伝えること、それを形にすることが生命保険会社の任務でありコアバリューと気付いたことだ。

プレミアムアイスクリームで有名なH社。そこでのコアバリューはアイスを口に含んだときの至福の瞬間。確かに乳脂肪分や材料の差はあれど、この至福の瞬間をメーカーとして共鳴を生むことにあるという。

至福の瞬間をイメージする顧客の思いと、その実現を約束する作り手の思いとの共鳴がコア・バリューだ。

小手先の差別化よりも心の共鳴こそ、極めて強い事業の要となる。

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