【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「電子書籍『文庫』抜く:米国の2月売上高」より
2011/05/11
2011.5.9 日経産業新聞の記事「電子書籍『文庫』抜く:米国の2月売上高」から
米国人のライフスタイルの一部に定着?
記事のデータによると、米出版社協会(AAP)が2月に電子書籍の売上高が前年同月比の約3倍の9030万ドルとなりパーパーバックを上回ったと報じたという。所説はあるが、売上の向上にはiPadなど多機能携帯端末の普及が要因だという。昨年末のクリスマス商戦でiPadやアマゾンのキンドルなどの購入者が、相次いで電子書籍を購入したとのこと。同協会は一過性のデータかもしれないとしながらも、電子書籍は米国人のライフスタイルの一部として定着してきたと報じた。
電子書籍の特徴として同じ作者の過去作品を一気にまとめ買いするといった効果もある。リアルな書店チェーンの「ボーダーズグループ」の経営破たんもあって、米国では日本より先に出版業界の主戦場が電子書籍に移るとしている。
日本では、日本語特有の表示等で標準化作業が遅れており、提供方法もアプリ型、配信型といった統一性がない。さらに、まだまだiPadなどで書籍を読む文化にはなりきっていないのが現状だ。米国のライフスタイルに大きく影響を受ける日本。今後の進展はやはり電子書籍の市場の成長になるだろう。
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