【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「ネットのチカラ第5部進化する会社②」より
【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「ネットのチカラ第5部進化する会社④」より

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の特集記事「ネットのチカラ第5部進化する会社③」より

2011.2.17  日経産業新聞の特集記事「ネットのチカラ第5部進化する会社③」より

インターネットは新たなサービスの収益源

コラムでは、JUKIの工業用ミシンのラインを先ず紹介。そこで行われているデジタル屋台の話だ。同社のデジタル屋台は、作業員が屋台にある端末画面を見ながら、順を追って作業して、部品を組み上げていく量産システムだ。秘密は、映った作業手順書。これまでの熟練工の知恵を網羅して、無駄なく、無理なく、むらなく仕上げるものだ。スキルは基礎的なものさえ身につければ派遣工員でも欠陥なしで製造できるという。デジタル屋台のネットに流れる手順書をさらに工夫すれば、中国の工場でも利用できた。このように考えると日本の付加価値は、熟練工の技をインターネット技術で共有することにありそうだ。

工作機械にもPOS端末の技術を導入し、保守点検や交換部品の時期を予測することで大幅に在庫減らしたアマダがある。また、日産自動車は、営業がその場でお客様の欲しがるボディー色などを指定すれば納期まで出すシステムを持っている。エスエス製薬は、ツイッター等から風邪に関するキーワードを抽出し、時期と場所、症状を特定することで、一時間ごとの全国の風邪流行予報に近い情報を得た。この情報を店頭販促に応用するという。

強いコンテンツとインフラを持つ日本。その上にネットを駆使して、自社にとって必要な需要情報をいち早く手に入れ、開発に結び付ける。こういったサービス思考が、未来の製造業には重要だ。

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