【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の『眼光紙背:金をいくらため込んでも新たな価値は生まれない』より
2010/07/11
2010.07.08の日経産業新聞の特集記事 より
金をいくらため込んでも新たな価値は生まれない
このところ、緊縮財政、事業仕分け、無借金経営といった締めたお財布が「正しい経営」的な風潮がある。そこに疑問の余地はないのであろうか?
- 欧米企業も「貨幣愛」で貯蓄に余念がない
- 企業は、余剰資金で早く回転させ、再投資することで成長を図るもの
- 貯蓄は、自己損失の補てんであっても、創造的投資ではない
- 言い換えれば、危機が終結した後に「行うべき」再投資ができなくなる
とするならば、貯蓄は、短期の防衛手段であっても、事業の成長性を保証するものではない。
「お金を使う」ことにも頭がいる。十分な戦略投資がなければ、回収が見込めず再投資出来ないからである。貯蓄には、頭はいらない。だが、その間に競合が、戦略投資を行っているとしたら、おのずと将来が見えるのではないだろうか?