MindManagerの機能

日本語版MindManager 8の機能比較② 用途別、OS別で考えてみる

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↑クリックするとpdfが開きます。

ようやく、開発元から正式な機能比較表が届きました。そこで、用途別にBEST BUYをかんがえてみました。多少、決めつけてますがhappy01

オンラインプロジェクト管理にはMindManager 8がお勧め。社内用はPro 7か】

Mindjectconnectaccout

オンラインでワークスペースで、お互いにマップを書き込んだり、編集したりするMindManager 8+Mindjet Connectは、オンラインでのプロジェクト管理には持ってこい。一週間の進捗会議などにも利用できる。Mindjet Connectの簡易会議やチャット機能とSkypeなどを使えば、遠隔でも週報の点検ができる。ただし、この機能を使うには、社内のMIS(情報管理部門)の許可が必要なところも多い。SalesForceなどが認定を受けているセキュリティ認定で米国データセンターに保管されるわけだけれど、他のSaas同様、導入の障壁は高い。

MindManager 8では、Windows XP以上が要求されるので、まだまだ現役のWindows 2000なら、やはり社内用は、Pro7でのデータ共有が手っ取り早い。

【初心者には、Lite7、仲間がいればMindManager Web

マップだけの利用であれば、Lite7がお勧め。慣れてくれば、アドインなどが使える、MindManager Pro7にアップグレードすればよい。また、周りですでにMindManager 8を使っている人がいれば、MindManager Webを導入する手もある。(本格編集には、MindManager 8+Mindjet Connectが必要です。)これなら、使いなれたウェブブラウザで、簡易編集できる(ほぼLiteの編集機能と同じ)。1点だけ注意しないといけないのは、MindManager Webだと、接続したローカルのPCにデータをエクスポート(保存)できないこと。これはちょっと痛い。

【パワーユーザにはMindManager 8。通常はMM Pro7で十分】

オンラインでの共有やMindjet Playerといった機能に興味がなく、豊富なアドインを使うならMindManager Pro 7がお勧め。MindManager 8は、オンラインサービスやWEB制作などパワーユーザにはお勧め。マップをFLASHとして扱う機能があるので、WEBにそのままマップを掲載するといった使い道もある。

さて、やはりMindjet Connectについてもう少し突っ込むことが期待されているようなので次回お約束通り、レポートします。

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MindManagerのマクロに挑戦!<4>

さて、前回までは、1まいのマップに情報を設定するだけでした。今回は、外部からデータを読み込んでマップを作ることに挑戦しましょう。ちょっと、実用的な例で進めてみます。

住所録からデータを読み取って、氏名ごとにトピックを作り、分類やメールアドレス、住所もマップで表現する

検討

  • 住所録は、汎用性のあるcsvファイル(コンマ区切りのテキストファイル)を使うことにします。
  • 一人の氏名、分類(友人や親戚、会社といった内容)、メールアドレス、住所は1行(レコードと呼びます)でまとまっているようにしましょう。
  • 住所録の先頭に、住所録の名前を書き込んで、これを中心トピックにします。
  • 次の行からはレコードごとに読んで、1つずつトピックを割り当てていくことにしましょう。
  • メールアドレスは、MindManagerのハイパーリンクを使って、クリックするとメーラが起動してすぐにメールを送れるようにします。

準備

さて、住所録は、先に作成しておきましょう。エクセルなどでcsvファイルとして保存すれば手軽にできる筈です。

ここでは、以下のようなファイルにします。

Address

例題のaddress.csvをダウンロードする場合はこちらをクリック!

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MindManagerのマクロに挑戦!<3>

ハッピーバレンタインデー?heart02

前回までは、このブログにある内容をコピー&ペーストしてマクロを動かしました。今度は、自分でマクロエディタで作成してみましょう。

準備

マクロエディタで日本語のコメントを設定するには、マクロエディタの中でフォント設定をMSゴシックなどに設定する必要があります。詳細な操作は、動画マニュアルをご覧ください。

例1

前回同様、中心トピックを"Hello World! こんにちは!"にするマクロを書きましょう。

操作法

詳細な操作は、下記の動画マニュアルをご覧ください。

日本語コメントの設定と例題1の操作
拡大した動画
       

 


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MindManagerのマクロに挑戦!<2>

さて、<1>の内容をみていきましょう。
マクロは、同じ手順を自動的に繰り返すような単調な作業を、一気にやってくれる便利な機能です。そこで、MindManagerとマクロ機能とはどのような関係になっているかを説明します。
前回の例を再度見てみましょう:

中心トピックの内容を、どんどん変えていくようなマクロを作る

検討

先ず、疑問がわいてくるので、これに答えていきましょう。
Q: マクロの指令はどこに書くのか?
A: 前回紹介したマクロエディタに書きこんでいきます。
Q:  マクロの指令はどこからはじまるの?
A: MindManagerに付属しているマクロ機能を動かすプログラム(Sax Basicといいますが)は、

Sub Main()
    ...
End Sub

の...に指令を書いて、Sub Main()から、指令、End Subで終わります。マクロエディタを開くと、自動的に書き込まれていますね。
Q: マクロの指令にはどんなものがあるのですか?
A: MindManagerに使える指令は、以下のところをクリックすると出てきます。
Fig3

クリックすると、また、新しいウィンドウが出てきます。
Fig4

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MindManagerのマクロに挑戦!<1>

MindManager Pro 7の大きな特徴に、マクロがつかえることがあげられます。実は数日前にお客様からの問い合わせで、Liteを買うか、Pro7を買うかといったときに1つの決め手になる機能が、このマクロ機能というわけです。

これまで、少しは紹介してきましたが、プログラム経験のある上級者のレベルで説明することはあるものの、初心者に向けて説明を明確にしてこなかったところがあります。

今回から、初心者の方にもマクロ機能をご紹介して、より身近にMindManagerを使っていただくことにしました。

では、「マクロ機能」とは何でしょうか?

・マクロは、MindManagerというプログラムをあなたの指示で自動的に処理をするようにプログラムをプログラムする機能です。えっ? わかりにくい!では、例で説明しましょう。

 例えば、住所録のデータがあって、エクセルのファイルになっているとします。あなたは、住所録のデータを枝にした一覧マップを作りたいとします。

さて、どのように作るか?一番最初に思いつくのは、エクセルのデータを、コピー&ペーストして、マップにドラッグして、1つずつの枝に貼りつけることですね。

いかがでしょう。10人程度ならこれでもいいですが、数十人となると、もう1つ1つコピー&ペーストすることは疲れますよね。

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