【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:頼りにする情報源、若者、取捨選択型を好む」から
2015/08/25
2015.8.21 日経産業新聞の記事「流行を読む:頼りにする情報源、若者、取捨選択型を好む」から
垂直統合型からプラットフォーム型へ
コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研 メディアイノベーションラボ統括責任者)は、同社の生活者に対する意識調査の結果をもとに、頼りにする情報源の分析を行っている。
○キュレーションメディアの台頭
キュレーションメディアとは、新しい情報サービスで、既存の新聞、雑誌のマスメディアではなく、ネットオリジナル情報や個人のブログなどの硬軟取り混ぜた独自のレイアウトで提供されるサービスであるという。
SNS上でのコメントや自発的に作られるまとめサイトの情報など、様々な選択肢から情報が得られる。
同社の3月の調査で生活者に情報源やメディアで頼りにしているものについて訊ねた。合計71分野のメディアで13のメディア因子を取り出したという。15歳から29歳の若年層は、「ニュース・キュレーションサイト」「SNS・ブログ」のネット系メディアの比重が高く、50代から60代の中高年層は、地上波テレビ報道系、新聞・情報系雑誌を支持しているという。ちょうど中間の30から40代を境に支持する情報源やメディアが鏡を映したように正反対となる傾向があるという。
ここからわかるのは若年層はコンテンツの作成者と配信者が一致する垂直統合型なメディアよりも、様々な情報ソースからニュースを取捨選択すしたプラットフォーム型なメディアを好むという。
これからのコンテンツ消費も同じ傾向がでるかが、奥氏の興味の焦点である。