【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:真の読書革命の条件」から
2016/10/25
2016.10.20 日経産業新聞の記事「眼光紙背:真の読書革命の条件」から
国内出版業界の警戒感からパートナー関係になれず
コラムの著者は、2007年に国内で電子書籍サービスに乗り出した米Amazonについて、読み放題サービスでの同社と国内の出版社の間に起こったゴタゴタが、真の読書革命に水を差すのではないかと示唆している。
◯新しい読書のスタイルを与えた同社独自端末「Kindle」
2007年以来、コラムの著者は、Kindleを利用して、満足度は悪くないという。紙では分厚い本も電子書籍なら手軽に持ち運べ、必要なところに線をひいて検索したり、残したメモをさっと一覧できる。また、ソフトもアップデートされ、機能が追加されるのも魅力だという。
読み放題サービスを巡って国内の出版社のとのゴタゴタが起こったのは残念で、読者だけでなく、作家や編集者などコンテンツの作り手にも損失を与えることになる。
本とITとの融合は、まだ始まったばかりで、これまでになく、読者に新しい本との出会いを容易にし、読書体験を共有するなど新しい楽しみ方を提供した。それでけに、市場創出の機会をフイにする事態だけはいただけない。日本の出版社は、Amazonに主導権を奪われることへの警戒感から、本来は新市場開拓へのパートナーとなるべき機会を失っているという。相互不信では真の読書革命を実現できない。
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