映画

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:総務省接待と松ちゃんの言葉」から

2021.3.5   日経産業新聞の記事「眼光紙背:総務省接待と松ちゃんの言葉」から

放送行政の枠の内外の経営環境がもたらした事件

コラムの著者はダウンタウンの松本人志氏が2年ほど前に語った危機感のある話が現実になっていることについて触れている。

○コロナ禍での巣ごもり需要が拍車をかけた

 「ユーチューブを下に見ていたらテレビはもうダメ」「『ネットで宣伝していたから、久しぶりにテレビをみようか』ぐらいの感じに(そのうち)なってしますかも」と、松本氏がテレビ関係者としては危機感が切実なコメントをコラムの著者は聞いたという。

コロナ禍で巣ごもり生活になると、YouTubeやネットフリックスなどのネット経由の動画配信サービスのテレビ番組に対する優位性は一段と高まった。このような放送業界の経営環境の中で、世間を騒がせている官僚の接待問題が発覚した。接待した側が管総理大臣の息子をはじめとする放送関連企業の東北新社幹部、された側が総務省の実力者や内閣広報官で話題性が抜群である。対応を誤れば内閣に多大な影響を与える。そもそも、東北新社がなぜ接待する必要があったのか。根っこには放送は免許事業であり、所管の総務省の「指導」で各社の業績に大きな影響がでるからであろう。

だが放送行政の枠外の、インターネット経由の動画配信サービスを行う事業者は面倒な規制や役人に関わる必要はない。つまりコンテンツの質の向上に務めれば良い。どうやら放送業界とネット動画配信事業者の浮沈を示すことで、ダウンタウンの松本氏の言葉が予言になっている。🎥📻🏠⛑🍺⛸👜🥛📷👜⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:AIはC-3PO?日本語授業を翻訳」から

2021..1.26   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:AIはC-3PO?日本語授業を翻訳」から

SF映画の世界がすでに日常生活に

 コラムの著者 円山 重尚氏(八戸工業高等専門学校長)は、SF映画「スター・ウォーズ」に登場するロボットがすでに日常生活の形態こそ違うが入り込んでいることを語っている。

◯生活のみならず教育も変革

 円山氏によれば、映画「スター・ウォーズ」で登場するロボットが、形態こそ違うが、すでに日常生活に応用されているという。R2-Dsは、戦闘機のオートナビゲーションもおこない、飛行の支援や修理まで行うといったパイロットの相棒である。すでに米国では人工知能(AI)を搭載したロボットが、パイロットを支援したということが報告されているという。

円山氏の運転する半自動自動車は、自動運転モードにすると、アクセルを操作せずに一定速度で運転できるという。走行中、割り込みがあると、減速して車間距離を保つことができる。長距離の運転では疲れを軽減してくれるという。さらに最近の自動車には、ほとんどカーナビゲーションシステムが搭載されていて、行きたい場所に案内してくれる。最近は、未知のところでも簡単に移動でき、以前のように地図で下調べをする必要もなくなった。つまり、自動車向けのR2-D2は実現している。

さらにAIは、教育現場でも活用されようとしているという。円山氏が学校長である八戸工業高等専門学校では、コロナ禍で実施した遠隔授業をAIを使って多言語化する試みが行われているという。日本語の授業をAIで外国語に翻訳して、海外の見本型高等専門学校の授業に使う可能性を探っている。スター・ウォーズの翻訳ロボットC-3POのように、日本語の授業をAIが英語やタイ語で話すようになる。🎥🤖🥬🧅🚜💻✏️🏙🌾🍓😅🏃‍♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍happy01🗻🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:コロナ禍の交友関係、関心核に親密圏再編」から 

2021.1.29  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:コロナ禍の交友関係、関心核に親密圏再編」から

漠然とした人の付き合いは減る?!

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、前回と同様に新型コロナウイルスに関する博報堂生活総合研究所の意識調査の結果から交友関係の変化について考察している。

◯電話・電子メール・各種SNSの使い分け

  関沢氏によれば、コロナ禍でのテレワークを歓迎する背景に、通勤が不要という他に人付き合いが面倒という意識調査(博報堂生活総合研究所の「生活定点」)の結果があるという。

親しみを感じる人間関係が減って、親密圏が狭くなったという。これまでの調査では、「パーティーを開くなど、友人を家に招くのが好き」「自分は誰とでも友達になれる」「家族ぐるみで付き合っている親しい家族(親戚以外)がある」「人と一緒にいる幸せを重視する」という人が多かったという。さらにすでに3割以上の人が「友達でも、間柄によって連絡の方法を意識して区別している」も増え、電話・電子メール・各種SNSの使い分ている。

また、興味深いのは、同じテレビ番組・ゲームなどのコンテンツを楽しみながら、時間を共有するといった「オンライン同期」という現象が、日本だけでなく海外でも散見しているという。さらに、テレビ番組・ゲームだけでなく、オンラインツアー、ウェビナーなどの多様なコンテンツを使う場合も出てくるようだ。つまり、交友関係も漠然としたお付き合いではなく、明瞭な関心を核にして親密圏は再編の時期に入ったようだ。🎥☕️💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵💡🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ユーザーの体験に価値」から

2021.1.8  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ユーザーの体験に価値」から

コロナ禍でさらに体験価値が上昇

 コラムの著者 高宮 慎一氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー)は、オフラインではユーザ価値は機能的な価値から体験価値に移行し、さらにコロナ禍でオンラインでの体験価値も上昇していると語っている。

○リスクをとっても体験価値を追及

 高宮氏によれば、すでにオフラインでの販売は、ユーザーに対する価値が機能的なものから体験することによる価値に移行しているという。さらに体験価値への移行は、オンライン販売などでも起こっている。高宮氏はクラウドファンディングを事例としてその移行を示している。

クラウドファンディングの米Kickstarterは2009年に設立された。先進的な製品の開発プロジェクトに資金を支援すると、報酬としてその製品がいち早く手元に届き、開発者の感謝のコメントや謝辞がクレジットされたり、関係者のパーティーに招かれたりするという。支援した製品が失敗すれば資金は戻らず報酬はない。にもかかわらず、ユーザーはリスクを負ってまで支援することでしか得られない位特別な体験を買うことになる。

さらに難しいと言われていた体験のオンライン化も大きく進展しているという。韓国のアーティストBTSのオンラインショップは191カ国、99万人が視聴、チケットだけで約44億円の売り上げている。BTSの所属する Big Hits Entertainment (BHE)では革新的なビジネスモデルをとっているという。単なる芸能事務所ではなく、ファンコミュニティや配信事業プラットフォームにチケットやグッズ販売、IPの二次利用を展開している。10月に上場した直後には時価総額1兆円に到達したという。BHEでは、ファンは受け身で音楽を聴きグッズを買うだけではなく、IPを開放している楽曲を使ってTikTokなどSNSで二次の動画配信を拡散してもらうことで、ユーザーもBTSの活動に参加している体験が得られるという。ユーザーがコンテンツを消費するだけでなく、配信者と視聴者の双方の立場でコミュニティを作っている。

ユーザーが求める機能的価値から体験、さらに自分も体験の一部になる参加する価値へ広がって来ている。そこにビジネスチャンスがあるのは明白だという。📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:AI4つのあるべき未来」から

2020.12.25  日経産業新聞の記事「SmartTimes:AI4つのあるべき未来」から

5年後にAI(人工知能)が見せる景色とは?

 コラムの著者 栄籐 稔氏(大阪大学教授)は、LINEの「AIカンパニー」と呼ばれる人工知能(AI)の技術を実用化する部門の技術顧問として、5年後の研究開発の方向性を目指すゴールを「R&Dビジョン」を発表した経緯からその説明を行っている。

○4つの技術コンセプト

 栄籐教授が示した4つの技術コンセプトとは、以下の内容である;

  • 「個人のデジタル化」:個人に福音をもたらす技術開発の方向性を示すという。
  • 「生成するAI」:音声から文章にしたり、文章から対応する映像を自動合成するといった映画でもなくゲームでもない新しいエンターテイメントや教育用資料、教材をつくるちいった技術の方向性。
  • 「信頼できるAI」:AIの進化に伴ってプライバシーやデータのガバナンス、結果の妥当性の明確化など。
  • 「ダークデータ」:悪いという意味のダークではなく、まだデジタル化されていない紙の資料や議事録、大量のインターネットコンテンツなど、まだ10%しか利活用されていないデータから使われていないデータの活用を意味する。これらは教育、金融、法律、医療などの分野に大きなインパクトを与えるという。

これら4つのコンセプトは個人にデジタル化の恩恵をもたらし、各産業における知識の扱い方を変えていく可能性があるという。5年後のAIが見せる景色は今とは大きくことなると栄籐教授は予測している。🩺📈😷💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵