【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:生成AI時代の教育」から
2023/05/31
2023.5.29 日経産業新聞の記事「SmartTimes:生成AI時代の教育」から
AI時代だからこそ必要な若年期の知識詰め込み型教育
コラムの著者 加藤 史子氏(WAmazing代表取締役社長CEO)は、自分の子育てを通じて生成AIネイティブ世代の教育について考察している。
○目指すはAIを使いこなす人間
加藤氏は子育て自身も難しいが、スマホネイティブ世代がティーンエイジャーに入る時さらに難しくなると自分の体験から感じている。スマートフォンは子ども達が大好きな漫画、テレビ、ゲームなどが1台に詰まっていて、さらに世界中の人とコミュニケーションができるという夢のようなおもちゃともいえるという。
iPhoneのペアレントロックなど彼らには一瞬で破ることができるので、加藤氏は、通信自体できないようにと、彼らが寝ている間にスマホからSIMカードを抜いたり、自宅のWiFiを加藤氏のスマホアプリからIPアドレスごとに制御端末を制御できるものに変えたり、涙ぐましい努力をしてきたという。
加藤氏の子たち達は希望の学校に合格して、新高校生と新中学生とこの春になったという。その時期にChatGPTなどの生成AIが登場した。加藤氏自身は業務の生産性向上に有用なツールが出たと喜んだが、生成AIネイティブ世代の教育は手強いものになると身構えたという。新中学生になった下の子が、小学校時代以上の勉強量に驚き、出るべくして出た質問があったという。
- 「ねえ、AI時代にこういう勉強ってする必要があるの?」
という、知識詰め込み型学習の意義を聞いてきた。質問の覚悟をしていた加藤氏は、次のような回答をして子どもも納得したという:
- 結論から言えば、中高生の時には知識詰め込み型教育の意義は大きい。つまり、今話題の生成AIは2021年9月までのネット上にある全世界の知識を全て学んだ上で「考えている」。
- ここでいう「考える」とは、過去のデータや知識の蓄積を基に、誰にもわからない未来を推論し、現在進行形の課題に何らかの答えを出すこととした。
- AIがデータや知識を詰め込む作業は人間にはかなわない。
- だから、高校3年生ぐらいまでは、人間ができる範囲の努力で可能な限りの知識を習得した上で、大学以降は、AIを使いこなす人間になり、楽しく逞しく生きることが重要だ。
果たして、読者の知っている生成AIネイティブの中高生に対して自らどう導いていくのが良いだろうか。💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵