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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:2つの災禍、コロナ・山火事」から

2021.9.7  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:2つの災禍、コロナ・山火事」から

大型山火事とコロナ禍でシリコンバレーも影響が

 コラムの著者 フィル・キーズ氏(米インタートラストテクノロジーズ マネージャー)は、自宅にも影響が出始めた米カリフォルニア州の大型山火事でシリコンバレーの関係者も大きな影響を受けているという。

○心配なLake Tahoe

 キーズ氏によれば昨年まで同じ米カリフォルニア州であっても遠距離で実感がなかった大型山火事の影響は今年は煤煙による大気汚染で曇りの空や太陽の光はオレンジ色に変色したという。さらにキース氏はこの山火事は11月まで続く公算で危険な状態が続くという。

米国西部の広い地域で毎年、山火事の深刻度が増しているという。気候変動が大きな要因であることは疑いの余地はない。この結果はこの州の二酸化炭素(Co2)排出量削減の取り組みが効果を挙げていないことを示している。報道によると同州の2020年の山火事は1億トン以上の二酸化炭素を排出しており、削減した量を上回っているという。相次ぐ山火事は、気候変動対策をさらに厳しいものにするだろう。

コロナ禍でリモートワークを前提にシリコンバレーから生き抜きと家族と過ごす時間を考え、てじかなLake Tahoeの近辺で移動することがブームで不動産価格も急騰している有り様だ。ところが、そこに、大型山火事の危機が迫っているという。シリコンバレーは山火事の大気汚染で大変だが、生活の利便性を考えれば、Lake Tahoeよりは、逆に生き延びることから考えると良いかもしれないという👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:動き出した大阪万博」から

2021.9.6  日経産業新聞の記事「眼光紙背:動き出した大阪万博」から

「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマ

コラムの著者は、2025年国際博覧会(大阪・関西万国博覧会)の準備作業が始動したことから同博覧会への期待について触れている。

○「大阪パビリオン」ではコロナ禍でクローズアップされた「いのち」の高尚さとエンターテイメント性を両立

 コラムの著者によれば、日本政府は8月下旬、インフラ整備のため開発計画を決定した:

  • 関西国際空港の受け入れ能力を拡大
  • 高速道路「淀川左岸線」の整備を前倒しして会場とシャトルバスのルートとする
  • 既存の計画も万博関連事業として位置付け交通ネットワークや都市インフラを整備

といったことから、さらに、大阪府・大阪市が整備する「大阪パビリオン」の概要も公表:

  • 万博駅の位置付けとなる「夢洲(ゆめしま)」新駅のお近くに配置
  • 「アンチエイジング・ライド」と名付けた乗物で螺旋状の通路を1階から2階へ移動し、その間に乗客のセンシングして自動で健康状態などの自動診断を行うという。結果をもとに、おすすめの健康メニューを提案するレストランやAIによる老化防止のアドバイスが受けられるゾーンに誘導する

今は新型コロナウイルスの感染拡大で命の大切さがクローズアップされている。この大阪パビリオンでの概念が世界でも認識され、エンターテイメントと両立させて、大阪の地に入場者を呼ぶ計画だ。📉📈📺🎥🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『X』の力引き出してこそのCEO」から

2021.9.3  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『X』の力引き出してこそのCEO」から

出世競争の勝者が君臨した20世紀の社長とは違う

コラムの著者は、ソニーグループの前社長平井一夫氏についてその復活とCEOの役割について述べている。

○組織のゴールとプロセスを決め、実行できるチームを作り責任を撮ることがCEOの役目

 コラムの著者によれば、4年連続の最終赤字であったソニーグループを復活に導いた平井氏について音楽やゲームといった「傍流」出身でありながら実力でグループを率いてきたという。帰国子女で英語がネイティブ並みで前任のハワード・ストリンガー氏の覚えがあるというやっかみか、「あの人は何もやってはいない」という批判もあった。確かに実行部隊は、現社長の吉田憲一氏らであったことは平井氏自身もその著書で述べているという。

ならば、経営の本質は何であろうか。確かにCEOの役割はいろいろあるが、「組織のゴールとプロセスを定めて、その実現できるチームを作ることと最終的に責任をとることと、コラムの著者は述べている。平井氏が実行役として指名した吉田氏がその役目をこなし、互いの役割を全うしたことから結果として最終利益が2021年3月期に初めて1兆円を超えたのだという。

つまり、CEOは CXOの「X」を探索し、そこから力を引き出す役割と言える。一時代前の出世競争の勝者が社長という役割とは全く違う。📉📈📺🎥🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:品揃えの難しさ、顧客を絞り込むことも重要」から 

2021.9.3   日経産業新聞の記事「横山斉理の目:品揃えの難しさ、顧客を絞り込むことも重要」から

多様な顧客ニーズに小売は「広く」「深く」だが

 コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、多様な顧客ニーズに対して小売事業者が留意すべきマーケティングのポイントを語っている。

○新規購買者も注目するがリピート購買者も大事にしたい

  横山教授によれば、小売店は品揃えが「広くて」「深い」方が望ましいという。「広い」とは扱う商品カテゴリーが多いことであり、「深い」とは商品カテゴリー内のバリエーションが多いことであるという。広大な売り場をもつスーパーマーケットは広くて深い品揃えを行なっている店の典型である。

  • チェーン化された大企業は販売量が多く有利な取引条件で仕入れができる。資金に余裕が出ると、結果的に幅広く深い品揃えがしやすい。アイテム数は1万から10万点
  • コンビニエンスストアの2倍ほどの店舗面積であるミニスーパーでは、アイテム数は3000〜4000点程度。スペースが許す限り広くて深い品揃えを心得る
  • 広くて浅い品揃えはコンビニエンスストアで、アイテム数は2000〜3000点。

ただ、問題は、品揃えが「広くて」「深い」ものでも顧客を満足させることができない場合もあり、「狭くて」「浅い」品揃えでも顧客を満足させる店もあるという。顧客を広く取り込もう(=誰にでも好かれよう)とするほど前者に陥りやすく、逆に顧客を絞り込む(=特定の人に好かれればそれで良いと割り切る)ほど後者を実現しやすいという。

競争が激化・複雑化している小売業こそ、顧客を絞り込むことが極めて重要であると横山教授は指摘する。品揃えは、売り手の目線で広くて深いことが重要なのではなく、買い手から見て満足であれば十分である。

さらに新規購買を生み出すコストとリピート購買を実現するコストを考えると、前者よりも後者の方が望ましい。新規購買者も注目するがリピート購買者も大事にしたいところだ。🛒🍆🍅🐟🏃‍♀️🚥🏪😷🎁🎓🏪🚚📦💡⚡🌍happy01🏪🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:『収NEW1』、入院の不安に応える」から 

2021.9,1 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:『収NEW1』、入院の不安に応える」から

4重連のネーミングの背景

 コラムの著者 岩永 嘉弘氏(日本ネーミング協会会長)は、日本生命の商品のネーミングについて述べている。

○コロナ禍での不安と恐怖に対応

 新型コロナウイルスのパンデミックは未だにその勢いが止まらない状況である。感染者数などをみると最初に頭をよぎるのは生活と生活費のことではないか。その不安と恐怖がココロナウイルスよりも深刻であるかもしれない。岩永氏によれば、さらに変異株の拡大と若年層への蔓延で一層生活の不安と恐怖が広がっているという。

さらに体を元手に働いている自由業者、アルバイト、飲食店などの自営業者にとっては入院することは、生活を絶たれることに他ならないという。

日本生命の保険商品、「収NEW1」のネーミングはこの不安や恐怖への対策の1つに聞こえるという。「収入❌NEW❌入院❌1」で4つの言葉の掛け算でできている。まずは、収入と入院を一体化した保険であることがわかり、新商品であることもわかる。つまり、コロナ禍での入院の不安と恐怖を和らげる商品であることがネーミングでもわかる。📗🦠😷🖥👧👦🛌👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵