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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:感謝されない人への視線」から

2020.4.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:感謝されない人への視線」から

目立たなくても貢献している人への視線が国や企業を動かす

 コラムの著者は、世界各国の首相や大統領、元首が国民に向かって新型コロナウイルスへのメッセージを送っている中で、ドイツのメルケル首相、英国のジョンソン首相、ヤマト運輸の故小倉昌男社長の逸話など国や企業のトップが示すべきことについて触れている。

◯新型コロナウイルスの感染拡大での対策で見えてきたこと

 メルケル独首相のメッセージは;

「普段は感謝されない人々にもお礼をいいたい。今、スーパーのレジ係や商品棚を補充する皆さんには、とても大変な仕事をに担っている。ありがとう」

であったという。さらに、新型コロナウイルスで入院したイギリスのジョンソン首相は、退院後に医療スタッフの名前を一人ひとり取り上げて感謝したという。

企業人でも、ヤマト運輸の「宅急便」の生みの親、故小倉昌男社長は、飛行機に乗っても、降りる際に必ず「ありがとう」と客室乗務員に感謝したという。レストランでも、ウェイトレスの名札をちらちらみて名前をメモして、食後に名前で感謝を伝えたという。

メルケル氏、ジョンソン氏は国の、小倉氏は企業のリーダーとして、日頃感謝の言葉をかけられない人々に謝意を伝えたことは共通している。このようなリーダーなら頑張ろうと気になる人も多いだろう。社会や企業は、こういった人々の頑張りで支えられている。🏠📱😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🚛🇯🇵🇩🇪🇬🇧


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ホワイトカラー労働、再考」から

2020.4.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ホワイトカラー労働、再考」から

本来の働き方を考える好機

 コラムの著者は、新型コロナウイルスの感染対策として在宅勤務(テレワーク)に切り替える企業が増えてきているというが、コロナ禍後に元の通勤地獄に戻るのは生産性の向上につながらないという。

◯旧来の労働時間での評価ではなく成果による評価に

 コラムの著者によれば、テレワークには比較的大手企業ではBCP(事業継続計画)や働き方改革の推進があってスムーズに移行したようだが、多くの企業が、どうやったらオフィスでの仕事に自宅の環境で近づけることができるのかといった議論に終始しているという。

本当に必要なのは会社にいなくても今まで以上に仕事を効率よく創造的にこなせるかであり、過去の朝夕ごとの通勤地獄の戻るのが良いのではなく、真の生産性向上につながる働き方に変えるべきだという。

対処療法としてのテレワークでは、得るものが少ない。さらに、旧来の時間による労働を評価する縛りが、メールによる勤怠管理などがいまだに残っていることからわかる。本来の業務の評価は、成果であり、労働時間ではないはずである。禍い転じて福となすのも、ホワイトカラーのテレワークの意義を再考することにありそうだ。🏠📱😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳:モスのグリーンバーガー、食の多様性に対応」から 

2020.4.24    日経産業新聞の記事「高岡美佳:モスのグリーンバーガー、食の多様性に対応」から

SDGsやフードダイバシティーにも配慮した商品

 コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)が今回取り上げるのは、モスフードサービスが3月28日、原材料に動物性材料を使わず野菜と穀物を主原料にした「MOS PLANT-BASED GREEN BURGER (グリーンバーガー)」で、食の多様性への朝鮮について語っている。

◯多様性をもった人たちが食生活を共にする可能性も将来は増える

 東京都と神奈川のモスバーガー・モスカフェの9店舗で先行発売をして好評だという。商品開発の契機は、全社の経営方針であるSDGsを達成するための商品開発に挑戦したことである。これまで同社は「モスの菜摘」、「低アレルゲンメニュー」、「ソイパティ」などおいしさと消費者の健康に配慮した商品を出してきた。今回のグリーンバーガーは、植物由来の代替肉と匂いの強い五葷(ごくん)であるネギ、ラッキョウ、ニラ、ニンニク、タマネギを利用しない仕上げで、おいしさと健康に加え、地球環境やフードダイバシティーも拝領した点が特徴だという。

今後、様々な食文化や食習慣、ライフスタイルをもつ人々が同じ空間で食事を楽しむ可能性も出てきており、食の多様性(フードダイバシティー)が新しいニーズを生むと食品業界では注目されている。確かに通常のハンバーガーよりも開発には苦労したが、同社の挑戦は興味深い。🌽🍅🍔✋👃🏢🗒🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:コロナの陰の地殻変動」から

2020.4.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:コロナの陰の地殻変動」から

コロナ化後の財政改革は大丈夫か

 コラムの著者は、新型コロナウイルスのパンデミックが収束する見通しが見えない中、静かに電子産業では国際的な地殻変動が起こっているという。

◯液晶パネルとスマートフォンで変わる主役

 コラムの著者によれば、1つは3月末にサムスン電子から公表した報道である。韓国と中国の液晶波なる生産からの撤退のニュースである。自社のテレビ向けパネルも自社ではなく、台湾の鴻海精密工業から調達するという。つまり鴻海傘下のシャープ製の液晶パネルがサムスン電子製のテレビに使われてることもありうる。

まさにシャープにとっては因縁のサムスン電子であるが、そこからの調達とはまさに因果は巡ることになる。ただ、サムスン電子は次世代の有機ELやマイクロLEDにシフトするだろう。

2つめは、ベトナム国産のスマートフォンの台頭である。ベトナムの複合企業ビングループのスマートフォンは国内シェアが3月最終週に矢継ぎ早に新商品を投入してサムスン電子、中国のOPPOにつぐ3位に躍進した。1万5千円前後の低価格帯での勝負に出てかつての中国メーカーの台頭に似ているという。ベトナムはサムスン電子の最大のスマートフォン生産拠点であり、それが地場メーカーの成長を促した形である。

確かに新型コロナウイルスの感染拡大で製造業は極めて厳しい状況だが、アジア太平洋地域では地殻変動が起こって」いるようだ。📱😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵🇰🇷🇻🇳🇹🇼


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『コロナ・ポピュリズム』の後」から

2020.4.22   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『コロナ・ポピュリズム』の後」から

コロナ化後の財政改革は大丈夫か

 コラムの著者は、新型コロナウイルスの感染拡大前から世界の政治は、ポピュリズム(大衆に迎合して人気をあおる政治姿勢)が蔓延し、弊害はあちこちに出ていたが、コロナ禍で優先すべき経済支援でその流れを助長したと語っている。

◯大衆迎合で乗り切るしかない

 コラムの著者によれば、新型コロナウイルスのパンデミック以前から既得権の絡みで、ポピュリズムは広がってきていたが、人々の移動制限や入国禁止、さらに都市封鎖によって世界各国はズタズタに分断された。多くの人々は生活を支えた経済活動の中には忽然と蒸発したことから、所得補償は最優先されるものとなり、日本では117兆円という国家予算を、米国では2兆ドルの対策費が議会を通過し、これに対しては異議を挟む余地はない。まさにポピュリズムの極みではあるが、それをも優先すべき生活基盤や経済活動の立て直しがある。

コラムの著者も指摘している問題は、コロナ禍の後に起こる、財政出動のつけである。そこには国民に痛みを伴う財政政策を甘受してもらう必要が出てくる。まさに厳しい情勢である。📉📈😷🚜💻🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵🇺🇸