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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:国と企業の瞬発力」から

2020.3.25   日経産業新聞の記事「眼光紙背:国と企業の瞬発力」から

瞬発力の源泉は社員の意識と士気

 コラムの著者は、新型コロナウイルスで、国と企業の瞬発力を試しているという。

◯イタリアになるか、韓国になるか

 これは、米国の防疫関係者の言葉であるという。感染拡大を許し、中国に迫る勢いで死者が増えるイタリアと、初動処理で問題があったものの感染拡大を押さえ込んでいる韓国の差であり、それを示唆している。もっといえば、国や企業の秋発力の差でもあるという。

迅速な緊張感の共有、組織だった漏れのない対応、これを支える人員や物資の動員力がキーだという。さらに、成功には社員の意識と士気の差がある。

今度はその瞬発力から持続力が国にも企業にも必要とされ、新型コロナウイルスで日頃見えなかった組織の自律性と筋力だという。😷📶🥛🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🌍🇯🇵🇮🇹🇰🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:原発、住民の信頼獲得が要」から

2020.3.24  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:原発、住民の信頼獲得が要」から

明暗を分けた福島第1と女川原子力発電所

 コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、両原子力発電所の状況の差異が損害の大きさを大きく変えたことについて触れている。

◯世界原子力発電事業者協会から東北電力は原子力功労者賞を受賞

 9年前の2011年3月11日に東日本大地震と津波が発生した時、東京電力の福島第1原子力発電所と東北電力の女川原子力発電所では損害が大きく異なっていた。自身の揺れを検知し、稼働中の原子炉はすべて自動的に制御棒が挿入され、原子炉は停止した。地震発生から約1時間後高さ13メートルを超える津波が襲来。状況は大きく変わった。

  • 福島第1原子力発電所では海水が侵入して大きな損害を受け、低地に設置された非常用の発電設備が破壊された。これにより原子炉のの冷却ができず、さらに炉心が溶融した。
  • 女川原子力発電所では敷地の高さが若干高かったおかげで致命的な破壊を避けられた。非常用の発電設備は高所にあったために破壊を免れて、3基の原子炉は安全に停止した。

東北地方は明治三陸津波や昭和三陸砺波など大きな被害を経験していることから、発電所敷地の高さを余裕を見て14.8メートルとした決断が結果を大きく左右したとした。さらに女川の場合、地元では地震で多くの住民が津波などで家を失った。女川原子力発電所は300人を超える避難者を受け入れ、建物内に収容した。非常食の限られた中で避難者を優先した。国際原子力機関(IAEA)は専門家による女川の現地調査をおこなったが、地震と津波に襲われながら安全に停止し、厳しい状況にもかかわらず、驚くほど設備が損傷を受けていないという調査報告を発表した。世界原子力発電事業者協会から東北電力は原子力功労者賞をこの功績によって受け取った。確かに敷地の高低差の問題もあるが、原子力発電所と地元住民との信頼関係の差異ともよめる。これに対し、福島第1原子力発電所のトリチウムを含む廃水の処理問題を地元との信頼関係で進められるか。🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:高校のキャリア教育に協力を」から

2020.3.23   日経産業新聞の記事「眼光紙背:高校のキャリア教育に協力を」から

高校生に選択の機会を広げ、就職へのスキルアップを

 コラムの著者は、高校生の就職慣行に改善を求める報告が、文部科学省と厚生労働省で行われ、経済界にも協力を促している。

◯文部科学省と厚生労働省が報告

 問題の慣行は、一定期間、一人の高校生が、原則として一つの企業にしか応募できない「一人一社制度」である。これを都道府県ごとに再考するように促している。

高校生の就職は、一般にハローワーク経由で学校に来た求人から1社選び、学校推薦の形で9月初めに応募する。選考で漏れた生徒は10から11月以降に複数の企業への応募ができるというもの。

生徒の選択肢を広げるため報告書は、最初から複数の企業への応募を認めることとし、都道府県に判断を求めている。現状でも実際は民間の職業紹介会社を利用して就活は可能ではあるが、高校生はもとより関係者にも認知されているとは言えないという。さらなる周知を広めるようにしたいともしている。また、高校生自ら主体的な就活ができるかは難しいのが現状で、企業の事業内容、特色や、そこで働く上でのスキルなどが見極められる、キャリア教育も必要であろう。企業側もインターンシップや職業観を伝える努力も必要である。😷📶🥛🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🌍🇯🇵🌎


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:株安の先にあるもの」から

2020.3.19   日経産業新聞の記事「眼光紙背:株安の先にあるもの」から

世界の金融や経済の混乱は金利や経済の正常化には不可避

 コラムの著者は、新型コロナウイルスの感染拡大で株式の下落が逼迫してきており、今後の展開を予測している。

◯各国の金融政策の手詰まり感

 経済活動の急ブレーキは、人々の移動制限や各種イベントの中止、学校の休校や商店の閉鎖などでかかってきた。また、大量のゼロコスト資金を背景に、ディーリング投機に走ってきたマネーは、一転してリスクオフになった。それに伴って米国債など安全資産と呼ばれている方に資金シフトが起こっている。

米連邦準備制度理事会(FRB)もゼロ金利に踏み切ったが、逆に金融政策の手詰まり感を示した結果になっている。これから、企業の債務超過や金融機関の不良債権問題に発展するのか、はたまた、マネーが安全資産から離れ逆転し始めるのかは、金融や経済の混乱は避けられない。世界経済の安定かと金利の正常化の前には必要な道だと、コラムの著者は述べている。😷📶🥛🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🌍🇯🇵🇺🇸🇩🇪🇫🇷🇮🇹🇨🇳🌎


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ガラガラの機内」から

2020.3.18   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ガラガラの機内」から

これまでの経済危機とは異なる影響を受ける航空会社

 コラムの著者は、新型コロナウイルスの感染拡大で日本人が一斉に移動をストップした影響について語っている。

◯搭乗率は30%前後まで低下

 ラッシュアワーでごった返すターミナル駅も最近は少しガランとしている。JR東日本の新宿駅の改札を通った人数を3月2〜4日に調査したところ、前年同曜日比で定期客は11%減、非定期客は32%減だったという。通勤通学客が1割減り、一般客は3分の2に減ったことになる。

今回の新型コロナウイルスの感染で大きな影響を受けた業界の1つに航空業界だという。コラムの著者の知り合いが、伊丹から羽田に飛んだところ、機内の乗客はわずか数人。客室乗務員は乗客とは離れて座り、ドリンクサービスもなかったという。まさに、日本人の移動がストップした状況である。

これまで航空業界は、米同時多発テロやSARSの流行時、リーマンショックでも大きな影響を受けた。しかし、今回と異なったのは、需要の落ち込みは国際線が中心で、堅調な国内線の需要がこれをカバーしてきたという。今回は、国内外ともに大差がない減少である。搭乗率は30%前後まで低下し、運賃収入がかろうじて変動費をまかなえる採算で、固定費まではカバーできず、キャッシュアウトが続いているという。🛒😷📶🥛🎓🏢💴📊🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🌍🇯🇵🇺🇸🇩🇪🇫🇷🇮🇹🇨🇳🌎