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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:流通再編に透ける後継者問題」から

2019.6.14   日経産業新聞の記事「眼光紙背:流通再編に透ける後継者問題」から

優秀な店長はいるが優秀な経営者候補はいない?!

 ドラッグストア業界は大きな再編の時がきているという。コラムの著者は、その背景について考察している。

◯ドラッグストア業界の特殊性

 ドラッグストア業界の再編は、規模の経済による価格優位性を狙っているとの見方もあるが、最も大きな背景は後継者問題であるという。ドラッグストア業界の経営者は創業者(家)が多いという。地域の名士でもあり、個性的な人も目立つという。

ただ、同業界は、幹部候補の育成が追いついていないのが現状だ。多くは帝王学を創業者自ら中堅幹部に行うが途中で挫折し、業界を去るという。まさに優秀な店長はいるものの、優秀な幹部候補がいないという。

再編で統合することで、隣の芝生はよく見えるのかもしれないが、人材探しが主流となる。そこには、優秀な創業者であればあるほど、自分より優秀な人材を後継者にすることを否定してしまう。だからまるで逃げ水のように、解決されない。再編では解決策ははかりにくいのではないか?🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🇯🇵👨👵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:通年採用で挑戦の機会拡大を」から

2019.6.12   日経産業新聞の記事「眼光紙背:通年採用で挑戦の機会拡大を」から

経団連ルール最後の年

 コラムの著者は、経団連ルールが今年最後となり、以後通年採用となる時の課題についてふれている。

◯採用側の厳しい目も

 今年で経団連ルールも最後になった。経団連と大学側は4月、通年採用の推進で合意。今後の就職活動戦線はどのような変化が起こるのか。

学生側は、挑戦の機会が増えるが、大学側は、これまで一括採用だから何とか就職できた学生も多いと聞く。通年採用となれば、企業は今まで以上に海外留学した学生や長期インターンシップを経験した学生などかえって厳しい環境となるとの見方もなる。学生の適性や専門性を吟味しようという学生も増えることになる。

一方で海外での学卒などは秋採用への門戸が開かれ、既卒者にもチャンスが増える。一発勝負ではなく、再挑戦の機会がある方がよいのではないか。🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡🏢🏪👝🇯🇵🎓


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「小野譲司の目:10年経過のJCSI、企業業績と関連性も」から 

2019.6.14  日経産業新聞の記事「小野譲司の目:10年経過のJCSI、企業業績と関連性も」から

日本版顧客満足指数(JCSI)の調査から浮かび上がったこと

 コラムの著者 小野 譲司氏(青山学院大学経営学部教授)は、調査を10年続けたJCSIの調査で見えてきたことについて述べている。

○企業の業績との関連も深い 

 小野教授によると、JCSIとは約400人の消費者を対象とした国内最大規模の顧客満足度調査であるという。この指標によれば、サービスの質的な側面を量的に捉えることができるという。さらに一口にサービスといっても約30業種を共通のモノサシで比較すると、各分野の顧客評価に違いがることがわかる。

  • 飲食業:価格やメニューの入れ替わりが大きく経年でJCSIの変動が大きく、活発な新規参入の影響も」受けやすい
  • カフェ、喫茶店:各チェーンのCSIはほぼ誤差の範囲で近い。経年変化も少ない。
  • 宅配便、国際線航空、証券、保険、携帯電話など:サービスの品質や満足度の差異が大きい。つまり顧客から見れば当たり外れが大きい

また、JSCIは景気の変動も影響を受けやすい。デフレ経済下ではコストパフォーマンスの良さが満足度に深く影響することもわかってきた。

また、10年の継続的調査で、企業の業績のV字回復、急成長、あるいは業績低下とJCSIの関連性があることも見えてきた。🎓📖🏢🏨⚡️🌍happy01💡💳💰💴


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:シニア雇用、パソナの実験」から

2019.6.13   日経産業新聞の記事「眼光紙背:シニア雇用、パソナの実験」から

シニア人材を雇用

 コラムの著者は、シニア雇用のパソナグループが始めた実験について語っている。

◯組織の高齢化で企業の活力が落ちるという常識を覆している

 今春、パソナグループは、外部から定年退職者などのシニア人材を雇用する「エルダーシャイン」制度を始めた。シャインは社員とshine(輝き)を掛けたネーミングで、第1期入社は80人。近況報告会が6月5日に開催された。

  • 外資系に勤め米シカゴに赴任した経験のある女性:海外進出する企業の支援、外国人材の受入サポートなどで働く。
  • 人材派遣や人材紹介の部門で働く男性:自分の経験や知見を職場にフィードバックして化学反応を起こす存在になりたいという。

このようにパソナの南部代表は第1期生のモチベーションの高さを受け、今週にも2回目を募集するという。

一方で、シニア雇用が広がると組織の高齢化が進み、企業の活力が低下するといった意見もあるという。だが、この実験からもわかるように、多様化の一環として職場を活性化する可能性もある。少子高齢化社会での雇用モデルとして注目したい。🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡🏢🏪👝🇯🇵🧓


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「いいモノ語り:新時代の情報作成と配信、協業の発想必要」から 

2019.6.12  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:新時代の情報作成と配信、協業の発想必要」から

多様な機器への展開や手法の広がりで利用者に応じたコンテンツ制作は多難

コラムの著者 高橋 慈子氏(テクニカルライター)が中国・上海市で開催された国政的な技術コミュニケーション団体主催の国際会議に参加して、これまでのマニュアル作りにあるような手作りから自律的なコンテンツの一連の流れ、コンテンツサプライチェーンの重要性について説いている。

○コンテンツサプライチェーンを提唱

  同会議は「tcworld China2019」と呼ばれ、製品やサービスに関する情報をいかに早く生成し、マーケティングにも活用することが、各企業の競争力に直結するという。国際会議としてコンテンツの標準化や技術に対して、日進月歩で進む中国企業とも歩調を合わせたいという。

その中で基調講演は米国で多くの企業のコンテンツ作成の成功事例を持つクルーズ・サンダース氏が行った;

「手作業から自律へ。コンテンツサプライチェーンの未来」

と題して講演を行った。多様な機器への対応や多様な手段、例えば、音声アシストやAR,VRなどの手法がひろがっている。その一方で、利用者に応じたコンテンツを個別に作成していては時間も費用も増えるばかりであるという。つまり、クルーズ・サンダース氏は、

「新たな時代のコンテンツのサプライチェーン」

を作ることを提唱している。人工知能を使った、より効率的で創造的なインテリジェントコンテンツを作ることも、その一環である。そこには、他者との協業によるサプライチェーン作りが不可欠である。📃☕️🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🇯🇵🇨🇳