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2018.3.13   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:理解、新知見、矛盾なく組み入れ」から

理解の構造

 コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は前回の真理に引き続き、これを理解することについて言及している。

◯理解の対象は自己と他人では違う

 和田教授によると、理解には、物事を自分で理解することと、他人に理解させる2つの側面があるという。

まずは、理解とは何かを考察してみる。和田教授によると、頭の中に知識体系があるという。そのは二重構造をしていて、中心は小さいが、矛盾なく、これは間違いがないという形式知と考え方のコアあある。その周辺に、あまり自信の持てない漠然とした形式知と、かなり大きな領域を持つ暗黙知があるという。

この構造に新しい情報が入ると、漠然とした形式知が明確になってくる。または暗黙知が形式知となるという進歩が起こる。このように理解とは、個人が持っている知識体系に、新しい知見を矛盾なく組み入れていくことである。さらに、これまでの知識を参考にして未知物の物事を予言することが可能になるという。理解は予言につながる。

他人に理解するにはどうするのか。この場合は相手の頭脳にある知識体系をよく理解した上で、その発展・増大のために一番良いと考えられる説明をすることだという。互いに十分議論ををして詰めていくことになる。🗻📖🎓🌍🔎⚡happy01

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