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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:熱機関、環境性・効率求め進化続く」から

2018.1.30  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:熱機関、環境性・効率求め進化続く」から

内燃機関の基本構造は完成の域だがまだまだ課題あり

 コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は熱機関の構造を解説しながら、将来のエネルギー資源についても言及している。

◯熱エネルギーを円滑に機械エネルギーに変換する熱機関

 和田教授は、熱機関の原理と変換方法について解説している。

高温の熱源から液体が熱を受け取り、仕事をした後に、残りの熱を低温の熱源に捨てる。これによって、流体を元に戻し、仕事サイクルを完結させる。ここでいう流体とは燃料ガスや空気などを指し、熱の授受や体積の膨張によって仕事を発生させる。さらに、加熱方式によって内燃タイプと外燃タイプに分けられる。

ここで熱機関はどれも作動流体の冷却はこれを大気(低温の熱源)へ放出する。現在、和田教授によれば、内燃機関の基本構造は完成の域に達しているという。しかし、石油など化石燃料からの脱却、高効率化、低公害化などの要求も高まっている。このため、断熱・排熱回収、新材料、電子制御技術、加工技術などを応用して、さらなる進歩が期待できるという。✈️🚤🚗🎓⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:戦前の『社外重役』たち」から

2018.1.29  日経産業新聞の記事「眼光紙背:戦前の『社外重役』たち」から

「重役会の意向に反して社長がなにかやることはなかった」

 コラムの著者は、すでに戦前から企業統治として存在した社外重役について、現在の社外取締役の制度と比較している。

◯制度の整備と制度に魂を吹き込むことは別の話

 社外取締役というと今話題の企業統治改革のために設置される言葉のようであるが、実は戦前の企業には社外重役があり、重役会には経営陣には重みがあるものであったという。

戦後の混乱期に東芝の社長として活躍した石坂泰三氏によれば、戦前、同氏が社長を務めていた第一生命保険の重役会について、

『私は重役会に臨む場合には、とにかく学生が試験でも受けるような感じがしたもので、割合よく勉強したものでした』、さらに『重役会の意向に反して社長が何かやるということはなかった』、(日経連の機関誌『ガラスの箱の中の経営』より)

と邂逅している。当時の同社の取締役会は会長と社長を除けば、今でいう社外取締役で構成し、同社の大株主である有力な投資家や経済人が入っていたという。そのため、彼らの発言や意見には経験からくる重みと力の裏付けがあり、社長といえども緊張したという。

形、制度だけの整備と、制度に魂を入れることとは別次元であることがこの話からもわかる。💹💡🏢⚡️🌍happy01

 

 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:インディア・クロス」から

2018.1.26  日経産業新聞の記事「眼光紙背:インディア・クロス」から

チャイナ・クロスの次はインディア・クロス

 コラムの著者は、自らの造語「インディア・クロス」を2000年代前半に起こったチャイナクロスの次が今年あたり日本で起こることについて触れている。

◯経済成長で日本を追い抜いていった新興国

 チャイナクロスもインディアクロスもコラムの著者の造語だという。チャイナクロスは、15年ほど前、高度経済成長の中国は

  • 鉄鋼
  • カラーテレビ
  • 自動車

などの様々な工業製品の生産量・販売量が日本を抜いた。折れ線グラフでみるとちょうど、日本の線を中国の線が下から刺すようにクロスする。これをチャイナクロスをよんだ。もはや、国全体の量で日本が中国にかなうものはほとんどない状態である。

こんどは、コラムの著者によれば、インドだという。つまり、インドが日本を追い抜く「インディア・クロス」が始まろうとしているという。

  • 鉄鋼
  • 自動車

と弾みがついており、来年には「インディア・クロス」になりそうだ。しかも、チャイナクロス以後はその差はどんどん大きくなり、今や中国は日本の数倍の規模になった。おそらく、インドも日本を置いていくことになろう。🐘🐼📈💡🏢⚡️🌍happy01