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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計:ブランドを守る税関、ニセモノ退治9つの目 」から

2017.10.3    日経産業新聞の記事「風向計:ブランドを守る税関、ニセモノ退治9つの目 」から

全国9つの税関で情報を共有

コラムの著者 橋本 虎之助氏(橋本総合特許事務所所長。弁理士)は、中小企業で海外進出する際に直面する問題に模造品問題があるが、その時に税関が果たす役割について述べている。

◯国民の安全・安心の確保が税関の使命の1つ

  国内市場での競争激化で、海外に販路を求める中小企業が増加していると、橋本氏は中小企業白書などの資料から読み取っている。一方で海外展開する企業で直面するのが、模倣品問題。特許庁が2017年の公表した「2016年度模倣被害実態調査」によると、被害を受けた企業は約1万社、模倣品の」製造拠点、経由地、販売提供はいずれも中国がトップだという。

その対策の1つに税関での水際取り締まりがある。2017年1月から6月では輸入差し止め件数は1万5393件で、国別では中国が全体の92.8%、知財別では商標権侵害物品が全体の98%であるという。それだけに、これを取り締まる税関の役割は大きい。

国民に安全・安心の確保が税関の使命の1つで、知財権侵害の水際取り締まりが公益の保護、健康・安全への脅威の』除去、組織犯罪への加担防止の目的で行われている。税関では、「輸入差し止め申し立て制度」と「認定手続き制度」で、これらの情報を9つの税関で共有し、模造品撲滅に努力している。💴💹⚡️💡🌎🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:ソニー『RX0』頑丈自慢、どこでもカメラ」から

 2017.10.2   日経産業新聞の記事「拡大鏡:ソニー『RX0』頑丈自慢、どこでもカメラ」から

使い方をユーザーにゆだねた動画撮影用カメラ

コラムの筆者 内田 勲氏(フォトアドバイザー)は、小型高性能でタフな同製品についてマーケティングとしての位置づけに言及している。
◯単焦点で密封され、防水機能、さらに複数台の同時操作

 静止画画像のカメラというよりは、映像表現として動画撮影を目的とした、小型ながら高耐久性で、過酷な環境でも撮影が可能であるという。

従来のカメラでは撮影が難しい雨天や砂漠などの環境でも撮影が可能で、しかもフルHD撮影が可能で、手元のスマートフォンで、複数台のカメラの操作が可能となっている。同じ被写体でも多方面から撮影が可能でVR機能や、被写体の周りに複数のカメラを置き、被写体の動きをスローモーションのように見せるパレットタイム撮影もできる。映像表現を可能性を」広げるカメラともいえる。

ソニーではターゲットを示していないが、小さくて堅牢なボディーを持つカメラなので、さまざまな使い方が可能である。ユーザに使い方を委ねあtカメラと」いえよう。📷⚡️💡⚡️🇯🌍🇵happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:生産性の向上、老舗旅館に学ぶ」から

2017.9.29  日経産業新聞の記事「眼光紙背:生産性の向上、老舗旅館に学ぶ」から

ICT投資、サービスの質向上、休み方改革の三位一体の成功事例

コラムの著者は、人材不足で厳しい状態ではあるが、そうかといって経済の先行きが不透明である中で採用はある意味でリスクであるという。抜本的には、生産性の向上が重要な課題であることが見えて来る。

◯鶴巻温泉、陣屋(神奈川県秦野市)の挑戦

 コラムの著者が取り上げた成功事例が、陣屋の改革である。2009年まで従業員は約120名いた。その後ICT活用による業務の合理化、従業員の仕事の見直しなどを推進し、現在約40人にスリム化した。

一方、この効果は、財務状況にも反映され、赤字から黒字に転換の見込みだという。宿泊客の好みの料理などをデータベース化し、その客が次に訪れた時に生かすなどサービスを改善し、リピーターの増加につなげたからだという。

さらに、2014年2月からは毎週火曜・水曜を定休日とし、社員がしっかり休める「休み方改革」も推進した。

ICT投資、サービスの質向上、休み方改革の三位一体で陣屋は立ち直ったという。💰♨️🏨⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人の五感センサー、モデル化が開発のカギ」から

2017.9.29   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人の五感センサー、モデル化が開発のカギ」から

すべてモデル化できるかどうかにかかっている

コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、センサーが人間の五感の技術化と言われるが、現状の進度について語っている。

◯モデル化から基軸を生み、技術で再現

 山﨑教授によると、人間の感覚受容の仕組みなどの解明でモデル化が始まるという。

  • 視覚;2次元空間に色や明暗の異なる点の配列としてモデル化された。このモデル化によって元の画像がなくても画像は再現され、共有できる。
  • 聴覚:音を空気の圧力波の受容とモデル化した。音源が異なっても耳と類似のマイクロホンで収録し、音情報として伝達・再現される
  • 触覚;まだモデル化が確立していない。まだ手探り状態である
  • 味覚;特有の物質と人間の受容器との結び付きで識別され、モデル化できたが、情報の伝達や再現が難しい。味の基軸は最近確立された。
  • 嗅覚;におい物質が多種多様で、基軸が定まらない。嗅覚情報の構造やにおいの受容のモデル化が進んでいない

センサーの開発は従来は個別での開発であったが、五感情報を構造化したモデルがようやく解明されつつある。🎓📖⚡️🌍happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:グラブ、リージョナル化で普及」から

2017.9.28  日経産業新聞の記事「眼光紙背:グラブ、リージョナル化で普及」から

地域の特性ではなく、共通性に注目

コラムの著者は、東南アジアに注目し、各国それぞれの特性を活かす「ローカル化」ではなく、各国の共通性に注目する「リージョナル化」で成功しているマレーシア発祥の配車サービス「Grab(グラブ)」について述べている。

◯「ローカル化」ではなく「リージョナル化」で米ウーバーテクノロジーズを凌駕

 シンガポール、タイからベトナム、ミャンマーまでグラブは爆発的に普及しているという。東南アジアではすでに7カ国62都市に展開し、覇権を握りつつあるという。

緑をイメージカラーとし、グラブのロゴが入ったステッカーを貼った「タクシー」が目立つという。東南アジアでは、競合となる米ウーバーテクノロジーズも進出しているが、ふるわない。その要因は、グラブが、自家用車を使う個人ドライバーではなく、タクシーを組織化していることにあろう。

見ず知らずの個人の車に乗ることに抵抗を覚える東南アジア社会の感覚とタクシー料金が物価全般に比べて高くないことを捉え、価格訴求よりも車をすぐ呼べる利便性を前面に出した。

東南アジアでは、交通の状況やタクシー料金、庶民感覚が国境を越えて共有されており同じアプローチが使えることにある。各国市場の「相違」に注目する「ローカル化」と違い、地域の共通性の高い分野では、おなし商品やサービスを国境を越えて迅速に展開する「リージョナル化」うぃ意識することが成功の要因の1つであるようだ。💰🚗📱⚡️🌍happy01