【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人の五感センサー、モデル化が開発のカギ」から
2017/10/03
2017.9.29 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人の五感センサー、モデル化が開発のカギ」から
すべてモデル化できるかどうかにかかっている
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、センサーが人間の五感の技術化と言われるが、現状の進度について語っている。
◯モデル化から基軸を生み、技術で再現
山﨑教授によると、人間の感覚受容の仕組みなどの解明でモデル化が始まるという。
- 視覚;2次元空間に色や明暗の異なる点の配列としてモデル化された。このモデル化によって元の画像がなくても画像は再現され、共有できる。
- 聴覚:音を空気の圧力波の受容とモデル化した。音源が異なっても耳と類似のマイクロホンで収録し、音情報として伝達・再現される
- 触覚;まだモデル化が確立していない。まだ手探り状態である
- 味覚;特有の物質と人間の受容器との結び付きで識別され、モデル化できたが、情報の伝達や再現が難しい。味の基軸は最近確立された。
- 嗅覚;におい物質が多種多様で、基軸が定まらない。嗅覚情報の構造やにおいの受容のモデル化が進んでいない
センサーの開発は従来は個別での開発であったが、五感情報を構造化したモデルがようやく解明されつつある。🎓📖⚡️🌍
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