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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:長期投資のすゝめ」から

2017.3.10   日経産業新聞の記事「眼光紙背:長期投資のすゝめ」から

長期投資の文化ができれば日本経済は様変わりする?!

コラムの著者は、投資をばくちと大半が考えてしまう日本の文化から長期投資の文化に変わったときの効用について語っている。

◯戦後復興期から高度経済成長までは間接金融(銀行融資など)が支えた

ばくちでないとするには時間がかかるので、コラムの著者は、長期投資の文化と称している。

戦後復興期から高度経済成長期まであh間接金融主体の経済運営で世界に例をみない成功を収めた。しかし、1980年代に入って状況は一変。間接金融の限界とマイナス面が一気に、余剰金を生み、それがバブルへ。バブル後は貸し渋りや貸しはがしといった未曾有の事件を引き起こしてきた。

その後、アベノミクスなどで頑張っても、なかなか日本の経済に活力が生まれてこない。ところが、ほんの少し長期投資の文化が普及すると、日本経済の様相は変わるという。

個人の預貯金の10%が長期投資に動くだけで、GDPを16%強も引き上げるという試算もあるようだ。預貯金金利を当てにしても利子収入は数パーセント。さらにその運用先も国債など0.1%も回らないところにある。眠ったお金を長期投資で活かすのも1つの経済活性化だと、コラムの著者はいうが、いかがであろうか?💡💰🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 黒体、温度に合わせ色変化」から

2017.3.10   日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 黒体、温度に合わせ色変化」から

仮想物体の概念を現実に応用

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、外部から当たる全ての電磁波を完全に吸収する理想体、黒体について触れ、その活用について解説している。

◯物理学者キルヒホッフが唱えた理想体

黒体はあらゆる光に対して反射率ゼロ、つまり真っ黒である。吸収一点張りのブラックホールとは異なり、自分の温度に相当する電磁波を放出する。黒体自身は、キルヒホッフが1860年に自らの熱放射の法則を証明するために唱えた概念である。それ以来、熱放射に関する諸法則は全て黒体に対して定式化されているという。

黒体のような理想的なものが実在するのか。和田教授によれば黒体は実在し、高温用の温度計の基準目盛りの校正などに使われる。♎️💡pc🌍⭐️happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:黒潮発電、世界初に挑むIHI」から

2017.3.9   日経産業新聞の記事「眼光紙背:黒潮発電、世界初に挑むIHI」から

実証機から実用機で大きな決断

コラムの著者は、多くの企業が挑んできた潮流発電の1つ海流発電装置についてメーカーのIHIの挑戦ついて述べている。

◯先進を進むアイルランド

同社の横浜工場では、双発式の海洋発電機装置の製造が急ピッチで進んでいるという。黒潮が1年中流れる鹿児島・トカラ列島の口之島近海の海中で、秋から発電を始める予定だという。

川崎重工業などが研究を打ち切り、風力と潮流のハイブリッド機の水没事故も起きたことから、日本勢は劣勢でアイルランドなどより10年以上遅れているという。

海洋国家日本の海洋再生エネルギーの足取りはおぼつかない中、同社は海流発電装置では世界最先端をいっているという。ただ、今回は実証機で規模も小さい。実用機となれば相当の開発投資が必要で、さらに漁業者との交渉や各種大型装置の設置や施工には莫大なコストがかかるという。

実験がうまくいけば実用化に対する判断がせまるところだ。💡🌊🌍😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:服のデザインに地図、ゼンリン、新市場を創造」から 

2017.3.9   日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:服のデザインに地図、ゼンリン、新市場を創造」から

ゼンリンの企業認知度をあげ新規顧客を得る戦略

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、これまでと違った価値を異業種提携で行おうとしているゼンリンの戦略について触れている。

○ゴルファー向けアパレルブランドとコラボ

ゼンリンのコラボ相手は、ゴルファー向けアパレルブランド「マスターバニーエディション」で、春夏用半袖ポロシャツに、地図データを採用。昨年夏、ゼンリンの方から申し入れて実現したという。この背景にはゼンリンの地図デザインビジネスに掛ける強い思いを感じると高岡教授は語る。

ゼンリンは現在中長期経営計画で「ゼンリングロースプラン2020」を実施中。その中で「地図を新たなコンセプトで捉えて市場創造する」ことを目標の1つに掲げているという。

「地図といえばゼンリン」の時代から「地図といえばグーグルマップ」と答える若年層が増えてきた時代を反映しようとしている。実際、グーグルマップはゼンリンの地図を採用しているが、認知度が低いのである。

アパレル側は新規顧客を獲得できることもねらいである。すでに展示会では評判は上々だという。👕🗾🚓cafehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 精度よく測定、日常の認識限界超える」から

2017.3.7  日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 精度よく測定、日常の認識限界超える」から

新しい気づきを与える超高精度

コラムの著者 筒井 泉氏(高エネルギー加速器研究機構 准教授)は、科学技術の対象が何であるかを探査するには高精度の測定が要求されるという。

◯研究探査の対象を観測するには高精度な測定が不可欠

筒井准教授は科学技術の対象が何であるかを知ることが端緒であるという。そのためには、天文学であれば夜空の星や銀河などを観測する際に精度を上げる学問となる。知ることは測定することであるが、中間的な過程を通り最終的には、何らかなシグナルの位置や発生時刻など観察、つまり空間と時間の測定に帰着するという。

ただ日常生活にそのような高精度な測定は不要と思われるかもしれない。しかし、例えばGPSでは自分と衛星の距離の通信にかかる時間で位置を割り出していることから、時間の精度は高いほど正確となる。

現在、達成された時間の測定精度は相対性理論が予言する重力による時間の遅れを地上でさえ検知でき、地下資源の探索や地殻の変動の観察に利用できるという。精度を高めることは、日常的な認識の時間を超えた存在の形を、我々に気づかせてくれると筒井准教授は語っている。♎️💡pc🌍⭐️happy01