【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 精度よく測定、日常の認識限界超える」から
2017/03/12
2017.3.7 日経産業新聞の記事「TechnoOnline: 精度よく測定、日常の認識限界超える」から
新しい気づきを与える超高精度
コラムの著者 筒井 泉氏(高エネルギー加速器研究機構 准教授)は、科学技術の対象が何であるかを探査するには高精度の測定が要求されるという。
◯研究探査の対象を観測するには高精度な測定が不可欠
筒井准教授は科学技術の対象が何であるかを知ることが端緒であるという。そのためには、天文学であれば夜空の星や銀河などを観測する際に精度を上げる学問となる。知ることは測定することであるが、中間的な過程を通り最終的には、何らかなシグナルの位置や発生時刻など観察、つまり空間と時間の測定に帰着するという。
ただ日常生活にそのような高精度な測定は不要と思われるかもしれない。しかし、例えばGPSでは自分と衛星の距離の通信にかかる時間で位置を割り出していることから、時間の精度は高いほど正確となる。
現在、達成された時間の測定精度は相対性理論が予言する重力による時間の遅れを地上でさえ検知でき、地下資源の探索や地殻の変動の観察に利用できるという。精度を高めることは、日常的な認識の時間を超えた存在の形を、我々に気づかせてくれると筒井准教授は語っている。♎️💡🌍⭐️
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