【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:日本工学の父・山尾庸三、近代化へ人材育成急ぐ」から
2016/07/30
2016.7.26 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:日本工学の父・山尾庸三、近代化へ人材育成急ぐ」から
長州ファイブ(五傑)
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、前回の木戸孝允に続き、科学技術ニッポンの起点を生んだ、英国で長州ファイブ(五傑)と呼ばれた山尾庸三について語っている。
◯教育の持つヒューマニズムを深く理解した山尾
現在の東京大学工学部の前身である工部省、盲唖学校の建白、上野の現在の東京芸術大学になる美術学校もふくめ、明治の教育に対する起点を築いたたのは山尾庸三である。
1863年、伊藤博文、井上馨ら5人の長州藩士の一人が山尾で、英ロンドンに密航留学した。帰国後は造船学を新政府に指導、国家の基礎は科学技術にあり、その発展には人材の育成が急務だという確信で工部省を設置したという。
さらに、彼は教育には人生をより幸福に生きれるというヒューマニズムの意味を理解していたという。英国では日本の発展に礎を築いた、この5人を長州ファイブとよび功績をたたえているという。
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