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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:高い視点と広い視野、全体を見ることが重要」から

2015.11.27   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:高い視点と広い視野、全体を見ることが重要」から

人類の智の発展に両者を融合した全体が必要

コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、「科学技術」と「科学・技術」かで半年間議論し、「・」を入れるという日本学術会議の決定で垣間見られるように、この判断が高い視点と広い視野が必要であることを示唆している。

◯科学と技術は異なるが全体で見る視点と広さが必要

視点の高さと視野の広さ、さらに頭脳の柔軟性をもつ全体が科学と技術との間に広がる沃野だと和田教授は語る。

問題は、科学と技術がそっぽを向き、全体での解を求めず、局所的な解法や施策しか出てこないときこそ、科学と技術の全体を見ることが重要だという。旧帝国軍の陸軍と海軍ちの軋轢と第二次世界大戦の敗戦は無関係出はないと科学と技術の関係性で説いている。impactsign03sign02happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:ヒゲ・メガネ,,,写真小道具なぜ人気」から

2015.11.27   日経産業新聞の記事「流行を読む:ヒゲ・メガネ,,,写真小道具なぜ人気」から

フォトジェニックなSNSで口コミ

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、最近二十代から三十代の女性層で流行っている写真小道具について語っている。

○米国のフォトフロップスから広がる

SNSなどの交流サイトで最近若者、特に女性が文章よりも写真を投稿することが多くなり、写真映えのするアイテムに人気があるという。

海外から上陸したフォトフロップス。プロックスは英語で舞台などの小道具を意味するとのことで、フォトフロップスとは、写真を撮るときの小道具という意味である。吹き出しやヒゲ、メガネなどのモチーフを手に持ちやすい棒につけたタイプや等身大のフォトフレームの枠だけのタイプなど多様。もともと欧米の結婚式で小道具として広がり、日本の20から30代の女性層に受け入れられ、結婚式の二次会などへイベントやホームパーティなどへどんどん用途が広がった。

最近は専門のECサイトも登場し売り上げを伸ばしているという。さらに雑誌社もムック本で手作りのフォトフロップスを取り上げ付録につけるなどブームになりそうだという。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プロ経営者『5つのわな』」から

2015. 11.26 日経産業新聞の記事「眼光紙背:プロ経営者『5つのわな』」から

いずれも社内社外に関わらず重要なポイント

コラムの著者は、日本にはまだ少ないいろんな会社を渡り歩く「プロの経営者」に一人である浜田宏氏の語る外から来た経営者の陥りやすい「5つのわな」について紹介している。

○米デルの日本法人社長、HOYAの経営をへて、住宅ローンのアルヒのCEO

浜田氏の経歴である。まさにプロの経営者にふさわしい浜田氏が語る5つの陥りやすい「わな」について紹介する。

  • 「戦略のわな」
  • 「お仲間のわな」
  • 「技術のわな」
  • 「改革派のわな」
  • 「成功体験のわな」

だという。

  • 「戦略のわな」

その企業の中期計画やコンサルの作った経営戦略を信じないことだという。その戦略はすでにsの企業でお化粧されたものであることが多い。

  • 「お仲間のわな」

自分の仲間を連れてその企業にのりこむことはさけたい。生え抜きの人たちが白けるので、トップたるもの単身で新天地に乗り込むべし。

  • 「技術のわな」

自社の技術が正しいというエンジニアの熱狂からは少し離れて、本当にその技術で儲かるのかと突き放して考えるべきだという。

  • 「改革派のわな」

外部から来たトップのもとには自称改革派でただの「変人」や「有言無実行」者がすり寄ってくる。これもさけたい。

  • 「成功体験のわな」

以前の会社ではうまくいったから今度もうまくいく方法だとは限らない。思い込みがかえって手痛い失敗をするという。

プロフェッショナル経営者の言、さすがである。buildinghappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:『適時食』支える菓子、乳酸菌いつでもどこでも」から 

2015.11.26   日経産業新聞の記事「高岡美佳の目;筆記と修正1本で、改善、聞き込み細やかに」から

不便をテコに

コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、10月20日に発売したパイロットコーポレーションの製品「アクロボール ホワイトライン」について触れ、販売先に対してきめ細かいヒアリングが功を奏したとして紹介している。

○10年前の失敗を振り返り

日本筆記具工業会によれば、油性ボールペン市場で2014年は出荷額でも出荷数量でも2004年に比べて2割減で縮小方向にある中で、水性にはない耐水性と筆記距離が長いことから根強いファンがいるとニーズを掴んでいた。それは10年前に同社がどうような多色ボールペンと修正テープを1本にまためた製品を出し、一時は売れたが、ぺんの部分の芯が太く、テープの蓋の開閉が簡単ではないとのことで一気に市場から消えた。

その教訓を生かし、インクを粘度が低いものとして細字タイプとし、修正テープも蓋の開閉がしやすい一体型スラップに改良した。これもきめ細かい販売ルートでのヒヤリングの賜物だという。マーケティング面は専用陳列台を作成し、ぺんの横に替え芯と修正テープの交換カートリッジを並べ、「交換」のメリットを訴求している。筆記は、頭の中身を表現できる最上でコストメリットも大きく、人との触れ合いを字の書き具合で伝えられるという。同社は売り場を人と人とのコミュニケーションの場とすると共に、筆記具をコミュニケーションのツールとしたいとのことである。pencilpenhappy01