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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:クックパッド、タイムリーに販促支援」から

2015.10.15  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:クックパッド、タイムリーに販促支援」から

紙のチラシでは難しかったトレンドにも乗れる

コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、前回のクックパッド『つくれぽ』のクックパッドに引き続き、メーカーや小売店と生活者を結びつける分析ツールと売り場担当者の権限とモチベーションを利用して、エコシステムを構築している事例を紹介している。

○つくれぽの応用

2013年に始めた同社の「クックパッド特売情報」。この情報は、現場の担当者が様々な工夫で売り上げの拡大をねらうツールを提供している。

  • ユーザの郵便番号の入力だけで、無料の特売情報配信;郵便番号で、近所のスーパー、八百屋、魚屋などの特売情報を受け取れる仕組み。会員数は430万人に上り、参加店舗数は1万2千軒を超えるという。
  • 小売店の担当者はスマホでリアルタイムに、即売商品のお勧め写真やお勧めコメントが掲載できる。
  • 分析情報も提供;配信後、訪問したユーザー数や付近の住所の一部などの統計データがわかり、効果が検証できる。
  • 料理のトレンド把握:ユーザーのレシピ検索に連動して、今作りたいレシピがわかる。これによって売り場の担当者は、必要な具材や食材、調味料などをあらかじめ増やしたり、特売かタイムリーにできる。
  • 応援メッセージ:ユーザーからスマホで売り場の担当者に簡単な感謝のメッセージをおくることができ、モチベーションを上げることができる。店舗でご意見箱に書かないが、スマホなら手軽にコメントができる。

このような現場とユーザのエコシステムが成り立って、お互いに売り上げと安価な商品を手に入れられることができるという。cancerbananarestauranthappy01

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