【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:照明技術のパラダイム、闇があるから光は映える」から
2015/08/30
2015.8.26 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:照明技術のパラダイム、闇があるから光は映える」から
パラダイムのシフトが技術の進歩を生む
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、照明技術を例に、パラダイム・シフトが大きな変革を生み結果として進歩を生むことを示している。
○蘭国の照明デザイナー、ロヒール・ファン・デル・ハイデの主張
照明は光をあてて、明るく見せることだと単純に信じていた人にとっては、同氏の主張;
「照明によって対象を美しく見せるには暗闇が必要である」
とは、常識外かもしれない。この主張に啓発された山﨑教授は、「暗闇は、美しく夜景を描くためのキャンパスであると考えると、彼の主張はよく理解できる。それでけでなく、暗闇は夜の景観をひきたてる役割を果たしている」と語っている。
宇宙から見ると地球の夜の部分は、特に北半球の大都市周辺は無駄に明るいという。照明は必要なところだけ光をあてればよく、さらに美しく照らし出すには暗闇が不可欠だという。
夜の大都市の夜空には星の輝きが見えないと諦めず、足元は明るく、美しい街でありながら、輝く星空を見るには、照明技術のパラダイム・シフトが必要かもしれない。
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