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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人間固有の能力、創造性実技で磨け」から

 2013.11.29   日経産業新聞の記事「TechnoOnline:人間固有の能力、創造性実技で磨け」から

コンピュータ一辺倒では身につかない実技による創造性

コラムの著者 新田義孝氏(四日市大学)は、実技と理論の両方の習得がコンピューター一辺倒の大学教育に創造性を生み出すと語る。

○石川工業高等専門学校の事例

新田氏によると同校は教育現場で実技を重視しているという。高等専門学校の教育機関に高校と大学工学部の教育内容を習得するという。その上実技も身につけて卒業するという。

機械科の学生は旋盤と溶接などの職人が必要とする技能の基本も身につける。情報系の学生は、教室に小型コンピューターを組み立てる部品があり、自分で設計しながら組み立てるという作業ができる。学生は、理論を学びつつ、技能も学べる仕組みである。

科学技術の習得も、抽象的な理論だけではなく、技能を通じて創造的な作業ができ、これがまた刺激となって新しい理論を身につけられるという。

理論武装も必要だが、技能に裏打ちされた創造性が今の教育に求められているのではないだろうか?happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:コメ2合パック『ココメ』」から

2013.11.28   日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:コメ2合パック『ココメ』」から

個食の時代に対応

コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)は、三菱商事が企画し、株式会社cocome(山梨県南アルプス市)が発売した2合パックのお米「cocome(ココメ)」を取り上げ、2つの挑戦について語っている。

○第一の挑戦:生活習慣を変える

 ココメは、食べきりサイズの2合の米を鮮度を保持する脱酸素剤エージレスいるのスタンディングパウチに詰めたものである。コメどころの産地での10種類を提供し価格は218円~280円である。

 既に関西圏などで販売を開始しているが、三浦教授が注目するのは、消費者のライフスタイルを変えられるかという点だ。今は2キロや5キロの袋入りのお米を買って、毎日食べる分だけを炊くというところが大半であろう。これが高齢化社会となれば、シニアには適合する商品と見えてくる。一人暮らしには、毎日異なった産地のお米を選べるといった楽しみもでてくるだろう。サントリーのハイボールの事例があるように、生活の習慣を変えられるかが第一の挑戦である。

○第二の挑戦:川上だけでなく川下まで一貫したビジネスに取り組む大手商社

 川上の大きな仕事を得意としてきた三菱商事が、今回企画を行っている。主婦へのアンケートから詳細な議論、パッケージデザインなどを経て消費者向けの商品づくりに挑戦している。川上から川下まで手掛ける商社の明日は意外な展開を興すかもしれないと、三浦教授は注目している。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ジェスチャー操作の可能性」から

2013.11.27   日経産業新聞の記事「「流行ウオッチング:ジェスチャー操作の可能性」」から

予想やり早く定着しそうなジェスチャー操作

コラムの著者 岩崎博論氏(博報堂ブランドデザイン ストラテジックプランニングディレクター)が紹介するのはマウス代わりに手の動きなどで操作できるジェスチャー操作が使える機器である。

○Leap Motionの衝撃

米国で80ドル程度で売られはじめた同製品は、すでに反響があるようだ。米マイクロソフトのゲーム機「Xbox」の周辺機器としてキネクトが既に知られているが、同機器は、パソコンに接続してキーボードなどに触れずに動作できる。

予め設定された手の動きで、画面内部のモデルを回転させたり、拡大縮小できる。地図なども、拡大縮小や回転、移動などが、マウスを使うよりも直感的にかつ身体的に行えるという。

製品のウェブサイトから対応アプリケーションを入手でき、動作環境も広がりつつあるという。マウスに比べるとまだ高価だが、今後このようなジェスチャー操作の行える機器が増えてくると予想できる。

映画「マイノリティ・レポート」や「アイアンマン」で出てくるコンピューター操作もそう遠くない未来に定着しそうだ。happy01