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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:サラリーマンになった漁師」から

2013. 8.14  日経産業新聞の記事「眼光紙背:サラリーマンになった漁師」から

還暦過ぎの挑戦者たち

コラムの著者は、日本初の漁業権を持つ民間企業である桃浦かき生産者合同会社(石巻市)のワークスタイルの変化について語っている。

○「漁師さんたちの健康診断」

これまでは、「日の出前から働いて、仕事が終われば昼寝をして。魚が捕れる時期は懐も潤うが、夏場は財布も夏枯れ。漁師の生活って、そんなもんだ」と語るのは、今や同社の代表である大山勝幸氏。それが、「いつまでたっても漁師気分が抜けないから、タイムカードを押すのを忘れる奴がいる」という。

漁師は頑張れば収入が増える究極の成果主義。そんな漁師生活ではなく、毎月決まった給料をもらうサラリーマン生活を選択した還暦過ぎの社員。一国一城の主からみれば窮屈な生活だ。しかし、健康診断も行いながら、継続できる漁業に挑戦している。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:自己組織化の発想のものづくり」から

2013. 8.6  日経産業新聞の記事「眼光紙背:自己組織化の発想のものづくり」から

自然の流れに任せる自己組織化の応用

コラムの著者は、物理化学とナノテクノロジーの分野で注目されている「自己組織化」にふれ、これまでの製造法など見方を変えることも必要と語っている。

○自己組織化

コラムによる簡単な解説では、原料を投入すれば、その原子や分子が自然に結合し、特定の微細構造の材料などが自動的に出来上がるという。こうした一見不思議な現象は以前から半導体などの分野で研究されてきたという。最初は、たまたま都合よく起きる現象を利用するものであったが、最近は設計段階で、狙った構造となるように応用しているという。

従来の製造という発想では、同じ微細構造を作るのに原子や分子を1個1個精密に操作して組み立てたり、多くの加工工程を繰り返して製造してきた。いわば力づくでの製造である。

自己組織化は、それを自然の流れに任せて製造するもので、生命活動と同様、単純で省エネといった利点を持つという。

このような発想はナノテクノロジーに限らず、一般的な製造工程に応用できるかもしれない。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:高齢者向けヘルスクラブ、心身刺激の場、米で注目」から

2013.8.7    日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:高齢者向けヘルスクラブ、心身刺激の場、米で注目」から

米国のベビーブーマー以上が支持

コラムの著者 竹内道氏(アークメディア社長)は、米国のベビーブーマー(1946年~1964年生まれ、現在49~67歳)が病気予防のために注目する健康産業について語っている。

○高齢ベビーブーマーの経済力

全米人口の26%を占め、購買意欲も高いこの層は、最大の関心事として健康を挙げている。

そのために年々ヘルスクラブの利用率は増加しており、50歳以上を対象とした専門ヘルスクラブが人気を集めているという。

○シニアヘルスクラブのパイオニア『Nifty after Nifty』

こう言ったヘルスクラブでも草分け的な同施設。2006年にカリフォルニア州ウイッターで第1号店を開設。ベテラン医師のシェルドン・ジンバーグ博士が始めた。現在全米42か所、50歳から95歳までの会員がいる。

入会すると、シニア向けの専門カウンセリングで個人の身体状況に応じたプログラムが組まれる。運動機器も年齢に適したものが採用されており、トレーナーは常時、利用状況を把握している。脳の活性化を促すブレインエアロビクスや自動車運転に必要な運動能力を低下させないシミュレーションプログラムもあるという。自分に合ったペースで、定期的に体を動かしたいというベビーブーマーやシニアにとって、このようなヘルスクラブは心身の刺激になると竹内氏は語っている。happy01


【お知らせ】【ヒット商品】ネタ出しの会 弊社夏季休業による投稿の一時停止

2013.8.11   弊社夏季休業による投稿の一時停止

8/19より再開します

日頃よりこのサイトのコラムをご愛読ありがとうございます。さて、掲題に示したように弊社の休業日であることから、次回の投稿は8月19日より再開いたしますので、ご承知置きください。

今後とも本サイトならびにNVDをよろしくお願いします。

NVD株式会社 代表取締役 松本 英博


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:インド版『巨人の星』」から

2013.8.8  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:インド版『巨人の星』」から

SPOKONを世界共通語に

コラムの著者 三浦俊彦教授(中央大学商学部)は、ニコニコ動画で8月1日からインド版『巨人の星』というべき『スーラジ ザ・ライジングスター』の配信開始の裏話を語る。

○立ち上げ人は東京五輪世代

三浦教授によると、このプロジェクトの立ち上げ人は、博報堂の宇都宮毅氏で、本人の命名による東京五輪世代(1964年生まれ)の思いが込められているという。

高度経済成長期、絶大な人気を誇った「巨人の星」。スポーツ根性もの、所謂スポコンものである。それが経済成長を続けるインドでは、当時の日本人が『頑張れば、よりよい生活を手に入れられる』という魂が理解されると宇都宮氏は考えたという。

プロジェクトはスポンサー不在で頓挫しかけたが、やはり東京五輪世代のANA(全日本空輸)の杉野健治氏の援軍で一気に実現への方向性がでたという。その後、劇中に乗用車や旅客機、小道具にスポンサーの企業ロゴを登場させる手法でインド進出企業を引き付け、ANA以外にもコクヨ、日清食品、スズキなどのスポンサーがついた。

○文化の壁

しかし、野球そのままでは受け入れられず、クリケットに変えた、その他、主人公の父がちゃぶ台をひっくり返すシーンも、食べ物を粗末にしてはならないということから、コップの水をひっくり返すことでおきかえたという。おなじみの大リーグボール養成ギブスも虐待を想起しないように、自転車のゴムチューブに置き換えた。

まさにグローバルマーケティングとして、標準化と現地化を押し進めた。SPOKONを世界共通語に仕様と宇都宮氏は進めているという。日本のコンテンツ産業の海外進出である。happy01