【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:自己組織化の発想のものづくり」から
2013/08/20
2013. 8.6 日経産業新聞の記事「眼光紙背:自己組織化の発想のものづくり」から
自然の流れに任せる自己組織化の応用
コラムの著者は、物理化学とナノテクノロジーの分野で注目されている「自己組織化」にふれ、これまでの製造法など見方を変えることも必要と語っている。
○自己組織化
コラムによる簡単な解説では、原料を投入すれば、その原子や分子が自然に結合し、特定の微細構造の材料などが自動的に出来上がるという。こうした一見不思議な現象は以前から半導体などの分野で研究されてきたという。最初は、たまたま都合よく起きる現象を利用するものであったが、最近は設計段階で、狙った構造となるように応用しているという。
従来の製造という発想では、同じ微細構造を作るのに原子や分子を1個1個精密に操作して組み立てたり、多くの加工工程を繰り返して製造してきた。いわば力づくでの製造である。
自己組織化は、それを自然の流れに任せて製造するもので、生命活動と同様、単純で省エネといった利点を持つという。
このような発想はナノテクノロジーに限らず、一般的な製造工程に応用できるかもしれない。
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