【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:食べログ」から
2013/08/24
2013.8.22 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:食べログ」から
飲食店利用者コミュニティーで市場形成
コラムの著者 西川英彦氏(法政大学経営学部教授)は、前回のSNSに続き飲食店検索サイト『食べログ』(カカクコム運営)に触れ、顧客コミュニティーが生むマーケティング力について語っている。
○既存サイトとの差別化を図る食べログ
すでに2005年に開設した当時、『ぐるなび』という大手飲食店検索サイトが存在している中で、『ランキングと口コミで探せるグルメサイト』としてスタートした。後発であったにも関わらず、全国75万店の飲食店情報、460万件の投稿口コミ数といった膨大な情報を誇っているという。月間4800万人のユーザーが利用するサイトに成長している。
○「やらせ投稿」問題
飲食店側が高評価を業者に依頼する「やらせ投稿」が問題となり、評価の信頼性が大きく揺らぐという危機を迎えたこともある。多くの監視手段を講じて防いでいるが、最も監視が厳しいのは、利用者コミュニティーの目であり、自浄作用が働くという。こう言った意味でもコミュニティーは市場の創造だけでなく、自己を防衛する作用もあることがわかるという。
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