【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「価値を生む創造思考⑪:発想法、内と外から」から
2013/03/31
2013.3.27 日経産業新聞の記事「価値を生む創造思考⑪:発想法、内と外から」から
現実からの思考と常識外の思考で2倍のアイデアに
コラムの著者 細谷功氏(クニエ・コンサルティングフェロー)は、新発想をするためには、細谷氏がいう「内向き」と「外向き」の思考を同時に考えることがアイデアを豊富に出す秘訣だという。
○「内向き」と「外向き」思考
細谷氏のいう「内向き」思考とは、
- 常識に基づいて発想する
- 現実的ではあるが、斬新的ではない
- 改善型の発想
- 常識に反する言動を禁止や規制強化といった発想になりがち
- 相手の方を自分の価値観に合わせようとする
- 短期的な施策になりがち
といった特徴があるという。一方、「外向き」思考とは、
- 今ないモノから発想する
- 常識に反する言動を膨らませて発想する
- アイデアが斬新的で「あるべき姿」の発想ができる
- アイデアをどんどん膨らませることができる
- これまでの自分の価値観を相手に合わせて考えてみる
- 難易度も高く、日常意識的していないと発想できない
- 長期的な施策ができる
といった特徴がある。細谷氏は、「内向き」と「外向き」を同時に意識することが重要だと指摘する。例えば、「普通の人はこう考えそう(「内向き」思考)、でもあえて自分はこっちも考える(「外向き」思考)」といった発想の着眼である。
前回のクレームや困ったこと、怒りや不満はアイデアの宝庫であることを思い出し、それぞれを今回の「内向き」と「外向き」思考で考えると多くの発想が生まれる。普段から、「2つの思考回路」を持つことが、発想を豊かにする鍵だという。
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