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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「価値を生む創造思考⑪:発想法、内と外から」から

2013.3.27   日経産業新聞の記事「価値を生む創造思考⑪:発想法、内と外から」から

現実からの思考と常識外の思考で2倍のアイデアに

コラムの著者 細谷功氏(クニエ・コンサルティングフェロー)は、新発想をするためには、細谷氏がいう「内向き」と「外向き」の思考を同時に考えることがアイデアを豊富に出す秘訣だという。

○「内向き」と「外向き」思考

細谷氏のいう「内向き」思考とは、

  • 常識に基づいて発想する
  • 現実的ではあるが、斬新的ではない
  • 改善型の発想
  • 常識に反する言動を禁止や規制強化といった発想になりがち
  • 相手の方を自分の価値観に合わせようとする
  • 短期的な施策になりがち

といった特徴があるという。一方、「外向き」思考とは、

  • 今ないモノから発想する
  • 常識に反する言動を膨らませて発想する
  • アイデアが斬新的で「あるべき姿」の発想ができる
  • アイデアをどんどん膨らませることができる
  • これまでの自分の価値観を相手に合わせて考えてみる
  • 難易度も高く、日常意識的していないと発想できない
  • 長期的な施策ができる

といった特徴がある。細谷氏は、「内向き」と「外向き」を同時に意識することが重要だと指摘する。例えば、「普通の人はこう考えそう(「内向き」思考)、でもあえて自分はこっちも考える(「外向き」思考)」といった発想の着眼である。

前回のクレームや困ったこと、怒りや不満はアイデアの宝庫であることを思い出し、それぞれを今回の「内向き」と「外向き」思考で考えると多くの発想が生まれる。普段から、「2つの思考回路」を持つことが、発想を豊かにする鍵だという。happy01

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