【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新卒一括、企業にも損失」から
2013/04/01
2013.3.27 日経産業新聞の記事「眼光紙背:新卒一括、企業にも損失」から
採用コストは下がるが中長期的には産業界の損失を生む
コラムの著者は、企業の「新卒一括」方式の弊害について言及している
○採用面接解禁の4月1日
来春卒業予定の大学生の就職活動で、経団連が企業の採用活動の指針として定めた倫理憲章によると、本日が面接などの実質的な選考活動の開始日となる。
もともとは、ある一定の時期に採用活動を集中させることで、企業のコストが抑えられ、人事部も手間が省けることから、新卒一括方式が定着した。しかし、ここにきて弊害もあるという。
○厳選採用のシワ寄せ
国際競争の激化で、企業側も採用を厳選することになり、結果的に、多くの学生がなかなか内定をもらえない。自信を失ったり、就活に多くの労力をかけるため、学業もおろそかになるという。
新卒一括ではなく、既卒者採用や通年採用に枠を広げ、勉学に励む時間も確保すべきというのが本来である。言い換えれば、学生自身が疲弊するばかりではなく、人財の質の低下も招きかねない。それ自体が産業界の損失ではないかと、コラムの筆者は憂いている。
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