【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:CSRマーケティング」から
2011/10/02
2011.9.29 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:CSRマーケティング」から
自社の本業と自分の顧客を拡大する際にCSRマーケティングを
コラムの著者 中央大学商学部の三浦俊彦教授は、日本マーケティング協会が2005年に設置したCSRマーケティング研究会での検討を示し、CSRを実際に事業のマーケティングにどう重ね合わせるかについて示唆している。(★本ブログでもCSRについては多くの解説があるので、参考に)
同研究会が示したフレームワークは、従来のマーケティングを提供価値と顧客の2軸で展開したものである。
提供価値は、従来の経済的な価値から社会的な価値を追加、顧客は、従来の経済的顧客(購買する生活者)に社会的顧客(製品を購入しない公衆)としている。
【CSRマーケティング①】提供価値拡大型
本業の製品に社会的な価値を追加するモノ
▶事例: サッポロビールがビールの原材の麦芽とホップを全量、協働契約栽培農家から調達し、安全性・安心の社会的付加価値をつけた
【CSRマーケティング②】顧客拡大型
▶事例:東日本大震災の際に多くの企業が行った義援金の拠出や消費財メーカーの自社製品の無償提供など
【CSRマーケティング③】社会的顧客に社会的価値を提供する、社会型
▶事例:明治では、本業からの拡大で、食育を取り上げ「早寝早起き朝ごはん」運動を協賛。ターゲット顧客の拡大として、病気の子供たちを日本ホスピタル・クラウン協会と共同で支援など。
これまでCSRとマーケティングは無関係と考えれられこたところから、自社の事業活動にCSRを組み込むことが要求され、上記のような具体的な活動が望まれている。
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