【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ニッチャー戦略」から
2011/09/12
2011.9.8 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:ニッチャー戦略」から
ニッチ市場に絞り込むのは、ブランドの維持が重要
コラムの著者 中央大学商学部の三浦俊彦教授は、ホテル事業と自動車製造業でニッチャー戦略について触れる。
【東京の高級ホテルの”御三家”と”新御三家”の差異】
- ”御三家”(ホテルオークラ、帝国ホテル、ホテルニューオータニ)と1990年代の”新御三家”(ウェスティンホテル、フォーシージンスホテ椿山荘、パークハイアット)との差異は、客室の数。前者は1000室前後、後者は500室以下。
- 2000年代の「コンラッド」、ザ・リッツ・カールトン」、「ザ・ペニンシュラ」も200から300室。
- 絞り込みは最高級顧客へのもてなしを考えターゲットを捉えやすい。多くの客室を埋めるためにディナーショウや料理教室などの多様な展開は絞り込みでは不要
【ニッチャーの極意はブランドの維持】
- ただし、高価格帯に絞れるが最高品質のものを提供しても、それに見合う高額な価格を顧客が払うために、ブランド力の維持が不可欠。
- 自動車でポルシェがブランドを守るために必ず専売店を用いるといったルールがある
- 一見楽そうなニッチャー戦略。だが、ブランド力の維持には大きな努力が必要。
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