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2011.4.22 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:『同好会消費』」から

ウォール仲間やホール仲間がポスト3.11消費

コラムの著者博報堂生活総合研究所エクゼクティブフェロー・東京経済大学教授関沢英彦氏は、最近展覧会や音楽ホールが盛況だという。しかも、仲間同士の会だ。

展覧会では、絵具や写真、カメラや印画紙、講師への謝礼や画廊の賃借料を考えると結構大きな同好会消費があるという。ジャズやロック、クラシックの演奏会も然り。展覧会の「ウォール仲間」では、壁の展示が抽選で決めるほど、熾烈な戦いだそうだ。とはいっても気心の知れた仲間での競争。いがみ合ってというよりは楽しく譲りあってのことだ。

個人でもなく、家族でない。仲間との創造的な付き合いの中で生まれる消費。以前から私が提唱する第三時間、第三空間と通じる。

ポスト3.11は、関沢氏が曰く、「仲間」がキーワード。第三時間や空間も仲間が核であるところが同じであり、市場トレンドかもしれない。

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