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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防④」より

2010.09.02の日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防④」より

「グーグルか、アップルか」は共に大手となった

 記事では、両社の競合点を上げ、その競争が過熱化していることを上げている。さらに、好調なアップルも、独禁当局の監視という、勝者のつけがあることも指摘している。

 ただ、両社が創業まもないころのアウトローであったイメージには遠ざかっているのも事実だ。グーグルは、ヤフーに対して、アップルはマイクロソフトに対して、常に挑戦者であった。しかし、ユーザは、徐々にこの両社を認め、今のアウトロー対決になっている。アウトローの価値基準は、記事にある、「新鮮な感動」の提供だ。

 だが、どうだろう。米国時間で9月1日にアップルが新製品を発表したが、その効果はどうだろう。そこには、新鮮な感動ではなく、従来のマイクロソフトのWindows戦略と同様に、大手企業の傲慢さが見え始めていないだろうか?多くの人が、アップルでは、Jobs氏がこの驚きの仕掛け人だと思っている。しかし、驚きのハードルは毎回上がり、彼だけのカリスマ性ではユーザは満足しないだろう。グーグルも無料のWEBサービスで先行し、対マイクロソフト戦略を出していたころはアウトローだった。誰しもが、高機能なサービスが無料で十分に使えることで「驚いた」。だが、この驚きの機能が日常になってしまうと、ユーザはまた次の驚きを欲する。際限がない。

 つまり、両社の本当の競争相手はユーザの「驚き」の欲望だ。大手となった両社もこの「驚き」をいつまで提供でききるか?また、驚きを提供できる、第3勢力がもううごめいているかもしれない。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防③」より

2010.09.01の日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防③」より

シリコン・アレー再起動の裏にソーシャルメディアのお砂場あり

 記事では、今話題のフォースクエア、タンブラーなどニューヨーク出身のVBは、ソーシャルメディアに目を向け、ニューヨークという、「新製品を試すのに最適な街」で、生活者の目線でサービスを考えている点が、西海岸とは異なる。ただ、VC不足で西海岸に動くことがあったようだが、NYCもVC復調との話題が、ウォールストリートにも少しは良い雰囲気を伝えるかもしれない。▶関連記事 http://www.businessinsider.com/raise-money-now-2010-8

 この記事が面白いのは後半で、

  • 既存の過去VBだったインテルなどは: クラウドに傾斜
  • 新規の元気VBのフェースブックなどは: 生活者向けソーシャルメディアに傾斜

というところ。共にVCや人財といった経営資源は充実し始めてる。NYCの不動産コストも解消されつつあるともいう。

 さて、振り返って、日本はどうだろう?お砂場(試行の場)を許さない大手国内企業にこのようなイノベーションはあるのだろうか?


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防②」より

2010.08.31の日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防②」より

ネットビジネスはdog yearを飛び越している

 記事では、既にdog yearを飛び越しインターネットで提携、連携、合弁といったビジネスの拡大が急激に進んでいることを物語っている。事例としてのSNSでのゲーム開発のウノウとジンガ、グル―ポンの話は、業界内ではもう過去の話だ。

 世界の覇権を狙う海外VBは、日本での新規事業の「プロセス」型と「コンテンツ」型の、特に後者を選ぶ。プロセス型は、インフラ事業など、ワークフローが長く、そのプロセスで価値を生む。一方、コンテンツ型は、プロセス型を前提として、「中身」を継続的に提供する価値である。プロセス型はインターネット周辺技術によって米国主導であり、日本は劣勢だ。国内に留まれば「ガラパゴス化」が避けられない。一方、コンテンツ型は、継続的なコンテンツを生みだす文化や歴史を持たねば生まれにくい。日本は、アニメやゲームでこの優位性を利用してきた。ただ、韓国、中国、台湾らも十分に文化や歴史を昇華するチカラがあり、優位性の維持も容易くない。

 時間との勝負の時に、大きな組織や長い決定プロセスは致命的だ。日本のVBもある面では、この組織論や決定プロセスを留意しなければ破綻する。


【新規思考ツール】iPad用マインドマップツール popplet Lite

iThoughts HDは、iPadでマップを取り扱え、MindManager等のファイルとのやり取りができて便利ですが、まだ、写真や手書きの情報を挿入できないなど次回の機能強化まで待たねばなりません。

今回紹介する、Popplet Liteは、マップのノードを"Popplet"と呼び、そこにテキストやiPad内蔵の写真、手書き入力も可能で、有料版を購入すると、共有もできるものです。ただし、MindManagerやFreemindのファイルのインポートやエクスポートはできません。また、日本語は現バージョンではサポートしていません。

【イントロ】

Mobile Photo Aug 30, 2010 4 15 54 PM 

以下のような画面です。タップすればすぐに新規作成となります。

【マップの背景色の変化など】

Mobile Photo Aug 30, 2010 4 20 46 PM

背景色も変えられます。手書き入力も可能です。

Mobile Photo Aug 30, 2010 4 21 17 PM 

ピンクに変えました。

Mobile Photo Aug 30, 2010 4 21 30 PM 

【画像の挿入】iPadに保存された画像をPoppletに内蔵できます。

Mobile Photo Aug 30, 2010 4 22 54 PM 

【ヘルプ】

詳細な利用法と事例があります。

Mobile Photo Aug 30, 2010 4 23 08 PM

▶ ダウンロード

http://itunes.apple.com/jp/app/popplet-lite/id364738549?mt=8


【新規思考ツール】MindManager 9(欧州版)の話題②マップのスライドショー機能の強化

注意:現在日本からマインドジェット社のホームページにアクセスしても日本支社のホームページにリダイレクトされて、MindManager 9の情報が見れません。

プレゼンテーション機能がインタラクティブに

 米国マインドジェット社のブログによるとMindManager 9でのマップのスライドショー機能が、インタラクティブに、順序や編集によって変更でき、さらに使いやすくなったとのことである。

Art-1-pic-1 

確かに、Linked マップで、プレゼンテーションをする際に、幾つもマップを開いていくのは良いが順序を変更したい場合に、面倒であった。これなら、その場で修正や発表の際に変更しながらプレゼンできるなど便利そうだ。

【米国Mindjet社のMindManager 9紹介動画】