【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防④」より
2010/09/06
2010.09.02の日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防④」より
「グーグルか、アップルか」は共に大手となった
記事では、両社の競合点を上げ、その競争が過熱化していることを上げている。さらに、好調なアップルも、独禁当局の監視という、勝者のつけがあることも指摘している。
ただ、両社が創業まもないころのアウトローであったイメージには遠ざかっているのも事実だ。グーグルは、ヤフーに対して、アップルはマイクロソフトに対して、常に挑戦者であった。しかし、ユーザは、徐々にこの両社を認め、今のアウトロー対決になっている。アウトローの価値基準は、記事にある、「新鮮な感動」の提供だ。
だが、どうだろう。米国時間で9月1日にアップルが新製品を発表したが、その効果はどうだろう。そこには、新鮮な感動ではなく、従来のマイクロソフトのWindows戦略と同様に、大手企業の傲慢さが見え始めていないだろうか?多くの人が、アップルでは、Jobs氏がこの驚きの仕掛け人だと思っている。しかし、驚きのハードルは毎回上がり、彼だけのカリスマ性ではユーザは満足しないだろう。グーグルも無料のWEBサービスで先行し、対マイクロソフト戦略を出していたころはアウトローだった。誰しもが、高機能なサービスが無料で十分に使えることで「驚いた」。だが、この驚きの機能が日常になってしまうと、ユーザはまた次の驚きを欲する。際限がない。
つまり、両社の本当の競争相手はユーザの「驚き」の欲望だ。大手となった両社もこの「驚き」をいつまで提供でききるか?また、驚きを提供できる、第3勢力がもううごめいているかもしれない。
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