【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防②」より
2010/09/04
2010.08.31の日経産業新聞の「ネットのチカラ第2部覇権攻防②」より
ネットビジネスはdog yearを飛び越している
記事では、既にdog yearを飛び越しインターネットで提携、連携、合弁といったビジネスの拡大が急激に進んでいることを物語っている。事例としてのSNSでのゲーム開発のウノウとジンガ、グル―ポンの話は、業界内ではもう過去の話だ。
世界の覇権を狙う海外VBは、日本での新規事業の「プロセス」型と「コンテンツ」型の、特に後者を選ぶ。プロセス型は、インフラ事業など、ワークフローが長く、そのプロセスで価値を生む。一方、コンテンツ型は、プロセス型を前提として、「中身」を継続的に提供する価値である。プロセス型はインターネット周辺技術によって米国主導であり、日本は劣勢だ。国内に留まれば「ガラパゴス化」が避けられない。一方、コンテンツ型は、継続的なコンテンツを生みだす文化や歴史を持たねば生まれにくい。日本は、アニメやゲームでこの優位性を利用してきた。ただ、韓国、中国、台湾らも十分に文化や歴史を昇華するチカラがあり、優位性の維持も容易くない。
時間との勝負の時に、大きな組織や長い決定プロセスは致命的だ。日本のVBもある面では、この組織論や決定プロセスを留意しなければ破綻する。
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