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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:増える『発想型』研修、組織活性型も期待」から 

2021.4.23  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:増える『発想型』研修、組織活性型も期待」から

オンライン研修での課題以上に研修後の受け入れが課題

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、新型コロナウイルスの影響で企業の出張費、交際費の減少でこれを研修費に当てるところが多いという。

◯学習型と発想型研修

 関沢氏によれば、研修はオンラインが感染防止のために主流になっているという。働き方自身もテレワークを取り入れた体制が継続している。研修のために社員が集まることは時間的・金銭的にも無駄であるとの認識である。

研修の多くは、実務的知識を得るための「学習型」研修と知識の注入ではなく、チームごとに拡散的な思考を体験する「発想型」研修がある:

  • 学習型研修の事例
    • ビジネス文書の書き方
    • 企画の立て方
    • 生産性の向上
    • 財務・会計
    • 戦略・マーケティング
    • 営業、人事、総務などの実務
    • リーダーシップ
    • 組織運営
    • コンプライアンス
  • 発想型研修の事例
    • アイデア出しから新企画、新規事業

といったもの。学習型はオンライン研修でeラーニングや対面ビデオ会議などで行われる。一方、発想型研修は、従来ではオンラインではなく対面が好ましいという意見も多いが、オンラインツールの発達で、ウェブ会議との連動で十分な効果が挙げられると関沢氏は語っている。

学習型も発想型もオンラインがどうかといった課題ではなく、別に課題があるという。それは研修後の受け入れ体制で、学習型は組織が必要とする知識を得ることであるために支障はない。問題は発想型研修で、従来の枠組みを超えた創造的破壊を求めることが多い。まして熱心な受講者ほど既存秩序を乱す存在となり警戒されるという。

発想型研修の効果は、経営トップの再生ビジョンの構築が求められることが、社内の抵抗勢力を考えると多くなる。加えて、ダイバーシティを許す組織づくりも重要となり、活性化することになる。✋🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵💡🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:バーチャル職場の潜在力」から

2021.3.30 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:バーチャル職場の潜在力」から

ZOOM疲れ解消の模索が始まる

 コロナ禍でテレワークが新常態となると、仕事を進めるには良いが社会的側面や人間関係、偶然の出会いは起こりにくい。社員は孤立感を抱き、思いがけない会話からアイデアが生まれることもない。コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)は、そこで多くの企業がバーチャル職場を模索し始めたと語っている。

○オンラインゲームでの技術なども導入

 カップ氏によると、ZOOMなどのテレワークツールは会議などには適するが、社員同志の交流を有無には不向きでZOOM疲れが広がっているという。

そこで企業も職場の代替手段を求めてバーチャル職場やバーチャルヘッドクオーター(本社)を模索し始めているという。一般的なバーチャル職場は、社員が仮想空間でアバターとして参加し、机や会議室、カフェエリア、オープンスペースなどが設定されたものである。従業員は実際の職場での動きや自発的な会話が可能である。事例として、カップ氏は、Virbelaを紹介している。このプラットフォームでは、現実世界のダイナミクスとソーシャルインタラクションを再現し、「ビデオ、チャット、電子メールではできない方法でコミュニティとカルチャーの感覚を維持する」という。さらにオンラインゲームで使われるユーザーが自分の近くにいる人の声だけを聞き、遠ざかると静かになる「スペいシャル技術」を使っているものもあるという。いくつかの米国企業では試行が行われ、ビデオ会議と合わせて仕事に場所や時間管理なども考慮したものもあわられてきているという。🌇🛠📰🚗🚘💰💴📖✈️😷💺💻⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🦠🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ピグマリオン効果」から

2021.3.19  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ピグマリオン効果」から

相手に期待すると相手も期待に応えるピグマリオン効果

 コラムの榊原 健太郎氏(サムライインキュベート代表取締役)は、米国の教育心理学者ローゼンタール氏が発表したピグマリオン効果についてVC業務での体験などから考察している。

○国、企業、さらに家族単位であっても効果は同じ

 榊原氏によれば、ピグマリオン効果とは、ローゼンタール氏が発表した心理的行動の1つで、教師が生徒に「期待」することで、学習者である生徒の成績が向上するという意味だという。榊原氏は、新型コロナウイルスの抑え込みに成功している台湾のデジタル担当閣僚である、オードリー・タン氏お公園や動画で出てきたキーワードが、このピグマリオン効果であったという。

タン氏は台中関係に触れて「国民を信頼することです。政府が国民を信頼すれば国民は信頼してくれます。これをピグマリオン効果と呼びます」と答えたという。

榊原氏のVC業界の仲間でClubhouseで語り合ったところ、共通していたのが、起業家を信じ、期待し、伴走し続けるマインドであったという。何があっても起業家の応援団であり続けることで、結果として成功しているという。

タン氏は話の締めくくりに、老子の言葉を借りて「信頼を与えなければ信頼は得られない」と語ったという。まさにピグマリオン効果である。🎤💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸🇹🇼


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

2021.3.10  日経産業新聞の記事「SmartTimes:ポータブルスキルの鍛錬」から

大変革時代に必要な何でもやれるスキル=ポータブルスキル

 コラムの柴田 玲司氏(インディゴブルー会長)は、アラフィフ(50歳前後)以上の人を対象とする「学び直し」の場を推進、その意図について語っている。

○自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキル

 柴田氏が推進する「PHAZEリカレント」は、かつて意識改革ばかりが主要テーマであった学び直しを「心のもちよう」を整え、どんな仕事をするにも必要となる「ポータブルスキル」を徹底的に鍛える場だという。柴田氏がいう「ポータブルスキル」とは、自分の考えを整理し、書き、話し、物事の段取りを整える基本的なスキルである。

時代は大きく変化し、70歳定年も間近になるというこれからは、「学び直し」なしには立ち行かないと柴田氏は予想している。確かにデジタル時代の新しいスキルの習得である「リスキリング」は叫ばれているが、多くのアラフィフティには、この「ポータブルスキル」と「心のもちよう」のリセットであると示唆している。

内容は、3ヶ月で40コマで時間は午前7時から60分ですべてオンライン。概要は:

  • 柴田氏の講義:10コマ
  • 挑戦者たち、友人たち、社長経験者たち10名の講話:10コマ
  • 自分の経験を「言葉」にし、他者と共有できるコンテンツにする「私の履歴書」:10コマ
  • 推薦図書を読み、他者にその内容の講義をする「文献知の共有」:10コマ

の合計40コマ。一企業に長く勤めると、その企業での特定の仕事をするスキルは鍛えられるが、一度外に出ると応用が効かないことがことがあるという。柴田氏によればこれは基本的なパーソナルスキルが不足しているからだという。これからの変化の時代を乗り越えるには、何でもこなす基本的スキルが必要であり、良き社会づくりにつながることを柴田氏は希望している。💺🍽💹🕛🛒📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

2021.3.10   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ制作、ネットフリックスが変えるか」から

低賃金・長時間労働のアニメ制作現場

コラムの著者はネット動画大手の米ネットフリックス社の日本でアニメーター育成を行うとの発表を受けて、日本のアニメ業界への影響について語っている。

○日本のアニメは産業化が長い割に属人的

 コラムの著者によれば、確かに日本のアニメ制作現場は、低賃金・長時間労働で劣悪とされ、人材育成もままならないという状況に、同社の参入であるが、手放しで喜べない事情があるという。

今回の人材育成は、ネットフリックスが提携する日本のアニメ制作会社が開く育成塾の受講生10名ほどに月額15万円の生活費を支給し、60万円相当の授業料を負担するというものであるという。

問題は日本のアニメ業界が意外に歴史があり、アニメーターを育成する専門学校も存在する。にもかかわらず、米国企業が支援に乗り出すのは、専門学校を出ただけでは、現場で通用する技術を身につけられない点にある。しかも、未だにAIなどからアニメを作るのは開発途上で、制作者のセンスと経験、その腕に依存している。確かに、新人育成を現場で推進するには低賃金・長時間労働では厳しいが、ネットフリックスのような取り組みは評価できる。ただ、卒業生を囲い込み、同社のアニメ制作に当たらせるのは如何なものだろうか。🎦🚍🚌⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸