ゲーム

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:アニメ時代の『葛飾北斎』」から

2016.9.16   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アニメ時代の『葛飾北斎』」から

ハリウッド映画を凌駕する品質

コラムの著者がこの夏、封切りとなった2つの邦画、「シン・ゴジラ」と「君の名は」で度肝を抜かれたとの感想でその本質について語っている。

◯アニメやCG時代における初代市川團十郎や葛飾北斎に遭遇?!

映画はネット配信サービスでよいと考えている世代から多くの人が「面白い」と言っているのが、この2作である。面白い以上に、度肝を抜かれたという。日本映画はとてつもないレベルに進化していると思い知った。ハリウッド映画を今や凌駕しているとも言えるかもしれない。

制作費がものをいった実写時代、ド派手なハリウッド映画に慣らされた眼では邦画はどうもしょぼく見えたという。だが、CGと実写、アニメが融合する時代となってハンデは消えた。

高性能コンピュータを数台駆使し創造したゴジラは存在感を持ち、「君の名は」の主人公の細やかな感情表現は、そんじょそこらの名優を超えていたという。おたくものだったゲームやアニメが、それを極めた人によって文化や芸術になる。歌舞伎や浮世絵もそうやって進化した。

私たちはまさにアニメ時代の初代市川團十郎や葛飾北斎の誕生を目撃しているのかもしれない。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:官憲の裏いくポケモンGO」から

2016.7.27   日経産業新聞の記事「眼光紙背:官憲の裏いくポケモンGO」から

既存の社会秩序や統治をのノウハウからはみ出した部分

コラムの著者は、屋外でスマートフォンを使い遊ぶゲーム「ポケモンGO」の特徴について触れている。

◯子供も大人も熱中してトラブルも

画面に登場するキャラクターを追ったり、戦わせたりできるゲームで海外に引き続き日本でも先週末から急激に利用者が増えたという。熱中のあまり、交通事故などのトラブルも生んでいるという。

このゲームの特徴は、現実空間を使用料ゼロ、許可なしでゲームフィールドとしてしまった点である。通常、現実な場では、エンターテインメント興行は許可と場所代が壁になる。さらに言えば、現実の場である広場での歌唱や大道芸など官憲の取り締まりの対象も、ネット相手では想定外の事態である。

民泊やライドシェア(マイカー相乗り)同様、既存の社会秩序や統治のノウハウからはみ出した部分での新サービスであり、新技術である。

このようなはみ出した部分を受け入れるか、拒絶するかで日本のこれから先が変わりそうだ。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:がんばる和製キャラ」から

2016.7.20   日経産業新聞の記事「眼光紙背:がんばる和製キャラ」から

素直に受け止めイノベーションの種まきに

コラムの著者は、このところの日本に関連したゲームやインターネットサービスの注目について語っている

◯日本生まれのキャラクターが世界の注目に

7月半ば、日米両国の株式市場に上場を果たしたLINEは、愛嬌のあるキャラクターをつかったスタンプコミュニケーションが受け、5年で急成長した。

うさぎや熊だけではない。モンスターも日米の市場で話題になっている。任天堂の株価が急上昇。米国などで配信が始まったばかりのスマートフォンゲーム「ポケモンGO」の人気に火がついたためだ。

世界的ヒットがなかなか産めない日本企業での朗報。と素直に喜びたいが、LINEはもともと韓国資本の会社、ポケモンGOも開発は米Google発にベンチャーなどと反論があろう。しかし、ここは堅いことは言わずに、和裁キャラが新たな価値創造につながったと素直に受けとめたい。

日本や日本企業への関心が高まれば、世界から優秀な人材も集まってくる。それがイノベーションにもつながることになる。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪いことをするとTV見せますよ」から

2016. 1.8   日経産業新聞の記事「眼光紙背:悪いことをするとTV見せますよ」から

リアルタイム番組しかなかった時代から真逆に

コラムの著者は、米国の駐在日本人に聞いた言葉が、昔の叱咤の真逆になっていることについて触れている。

○録画もオンデマンドもなかった時代

かつては、母親に「悪いことをすると、テレビ見せませんよ」と叱られた読者もあるだろう。当時は、お楽しみの番組は、次の放映までおあずけ。

ところが、米国の駐在日本人家族に聞くと、子供が言うことを聞かないと「そんなことをしているとテレビを見せますよ」というそうだ。その意味は、Netflixなどのネット経由の動画配信サービスが普及する米国では、「好きな時に好きな場所で好きな端末で」視聴するスタイルが定着しているという。番組の途中のCMはなく、トイレに行く時は一時停止すればよい。

それにひきかえリアルタイムの放送の視聴は、不自由だという。自由なネット動画環境に慣れた子供達には、放送の動画は耐えられないくらい不自由なことなのでそうだ。こうなると、スポーツ観戦でリアルタイムで見る程度の用途しか放送のテレビ番組は付加価値はないのかもしれない。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行を読む:ヒゲ・メガネ,,,写真小道具なぜ人気」から

2015.11.27   日経産業新聞の記事「流行を読む:ヒゲ・メガネ,,,写真小道具なぜ人気」から

フォトジェニックなSNSで口コミ

コラムの著者 粟飯原 理咲氏(アイランド代表取締役)は、最近二十代から三十代の女性層で流行っている写真小道具について語っている。

○米国のフォトフロップスから広がる

SNSなどの交流サイトで最近若者、特に女性が文章よりも写真を投稿することが多くなり、写真映えのするアイテムに人気があるという。

海外から上陸したフォトフロップス。プロックスは英語で舞台などの小道具を意味するとのことで、フォトフロップスとは、写真を撮るときの小道具という意味である。吹き出しやヒゲ、メガネなどのモチーフを手に持ちやすい棒につけたタイプや等身大のフォトフレームの枠だけのタイプなど多様。もともと欧米の結婚式で小道具として広がり、日本の20から30代の女性層に受け入れられ、結婚式の二次会などへイベントやホームパーティなどへどんどん用途が広がった。

最近は専門のECサイトも登場し売り上げを伸ばしているという。さらに雑誌社もムック本で手作りのフォトフロップスを取り上げ付録につけるなどブームになりそうだという。camerahappy01