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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:京都アニメ『テレビ復権』に思うこと」から

2021.7.22   日経産業新聞の記事「眼光紙背:京都アニメ『テレビ復権』に思うこと」から

シリーズ継続の理由が従来のDVD・BDの売上だけではない

コラムの著者は、今月7日から京都アニメーション制作のテレビアニメが開始されたが、痛ましい事件の後も同社が復帰できたことについて触れている。

○故武本康弘監督の遺志を引き継ぐ石原立也監督

 コラムの著者によれば、7日に放送が始まったテレビアニメ「小林さんちのメイドラゴンS」は2019年に起きた放火殺人事件後の初となるテレビアニメシリーズだという。少女の姿のドラゴンが人間の女性と同居する、というドタバタコメディでの「復活」である。

死者36人、負傷者33人の痛ましい事件以降、同社は映画は発表してきたが、テレビアニメのシリーズ制作は2018年10月から放送された作品以来となるという。

「メイドラゴン」の1期は2017年1月から全13話が放送。DVD・BDの実売枚数は全7巻の平均が3600枚程度と、2期制作の基準となる5000枚を割り込んでいたという。しかし、2期の制作がGOとなったのは、フィギュアなどのグッズ販売が好調だったためという。さらに、海外を含めたネット配信の視聴数が多く、特に中国の動画配信のビリビリ(Bilibili)では好調であったからだという。

2期の監督石原氏は、1期の監督武本氏(故人)の名前を「シリーズ監督」として残し、遺志をついだとされている。💿📺🎥🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:コロナ禍で試される『囚人のジレンマ論』」から

2021.7.16   日経産業新聞の記事「眼光紙背:コロナ禍で試される『囚人のジレンマ論』」から

社会全体の利益を最大にするには

コラムの著者は、東京五輪・パラリンピックの開催が迫っている中で新型コロナウイルスの感染拡大という化け物に囚われた日本の住民たちのジレンマについて語っている。

○意思決定や相互依存を研究する「ゲーム理論」で語られた「囚人のジレンマ」

 コラムの著者によれば、「囚人のジレンマ」とは、複数のプレーヤーが相手の戦略を読み合って行動した場合の帰結を分析するものであるという。

人龍を抑制することで、感染は理論的に抑えられるはずだが、ガマンできず外出する「囚人」たち。営業自粛を余儀なくされている居酒屋業界もそうかもしれない。囚人同士が協力して抜け駆けせずに人龍を抑えたら良い結果をもたらすはずだが、現実には難しい状況である。

ゲーム理論の学問では、情報の非対称性が前提条件になっているが、実際には、疑心暗鬼が跋扈し、さらに事態を複雑にしていく。政府内でも「囚人」の感情を逆撫でする行為が散見し、解がなかなかみつからない。囚人が解放され、社会全体の利益が最大になるにはどうすればよいのかが、今提示されている問題である。🦠😷🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:『多年齢社会』の到来、既成概念、チャンス逃す」から 

2021.7.16  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:『多年齢社会』の到来、既成概念、チャンス逃す」から

生まれた国・地域や性別と同様に生年による区別も消滅か

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、同じ実年齢でも多様な年齢像が描ける多年齢社会が到来しているという。

◯90歳のフィットネスインストラクター、10歳のプロ棋士など年齢イメージを超え活躍

 関沢氏によれば、高齢年少によらず同一実年齢によらず多様な年齢像が活躍する社会、多年齢社会がきているという。その理由は:

  • 「身体年齢」が多様に:高年齢者は全体で若返っているが、個人差は大きい。また、第二次性徴は早まったが、早熟・晩熟の度合いは一律でない傾向にある。
  • 「年齢境界」が消える:身体的な年齢と同様に、社会的な規範や規制による境界も揺らいでいる。成人年齢の引き下げや定年年齢の引き上げ、一貫校での小中高の枠組みも崩れはじめている。
  • 「年齢意識」が希薄に:身体年齢の多様化、年齢境界の消滅で自分の年齢イメージをどう自覚するかも心理面でも希薄になっている。

このように、多年齢社会では、生理的な身体年齢、社会的な年齢境界、心理的な年齢意識が曖昧になっているという。となると、年齢に応じたこれまでのマーケティングが通用しなくなっていく。中高年にも若年層の商品・サービスが売れる。義務教育とい年齢境界が変わることで、例えば幼児の知的発達を促す市場が生まれるといった新領域ができる。オンラインで対面で人に会わない機会が増えれば、年齢を意識する機会も減る。さらに言えば、国籍や性別による差別が許されないように、実年齢による区別も消えていく可能性もある。👩‍🦯👩✋⛑🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵💡🌍


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:想像力と勇気」から

2021.6.17  日経産業新聞の記事「眼光紙背:想像力と勇気」から

聞き取りには想像力と勇気が必要

コラムの著者は、大坂なおみ選手が全仏オープンの出場棄権前に精神的苦痛を理由に記者会見を拒否したとのニュースで自ら取材での逸話を思い起こし、インタビューや聞き取りでの留意点について語っている。

○自分の言葉の影響を推し量り、聞くべきことは聞く勇気

 コラムの著者によれば、インタビューや、取材、聞き取りで聞き手にそのつもりがなくても、相手を傷つけてしまうこともあるという。コラムの筆者も外資系企業の役員に取材中、突然、「黙って聞いてりゃ、いい気になりやがって」と怒鳴られたことがあるという。イメージではそれほど怒らせることではないと思い、多少失礼な例えでも許されると訊ねたときに、相手はイメージとは違い繊細な人でプライドを傷つけてしまったという。

メディアでも取り上げられた大坂なおみ選手の話も、記者の言葉が相手にどんな気持ちを抱かせるのかを想像した上での発言だったのであろうか。逆に相手が怒りそうでも聞くべきことは勇気を出して聞くことも必要であろう。ただ不愉快にさせることが目的ではないはずだから、聞き方を工夫すれば、ビジネスも含め、あらゆる対話に想像力と勇気は必要であろう、🏸🎾🏭💴🚗🚢😷🦠🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸🇬🇧🇩🇪


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:ゲームを通じた社会貢献」から

2021.5.26   日経産業新聞の記事「SmartTimes:ゲームを通じた社会貢献」から

自らの体験から社会貢献活動へ

 コラムの田中 勇一氏(公益資本主義推進協議会 副会長)は、ゲームを活用した社会貢献事業を展開しているゲーム・フォー・イット社長 後藤誠氏の活動を紹介している。

○若い世代を中心に世の中に貢献したいとの考えが広がっている

 田中氏によれば、同社は障害者支援や生活習慣病予防などに役立つゲームを開発しているという。同社社長の後藤氏が社会貢献活動でのゲームの可能性を信じているのは自らの体験からで、ゲームに自身が救われたからだという。

  • 中学生:父親の会社が倒産し、借金取りが毎朝家に来た
  • 祖母は認知症を患って介護した
  • 学校ではいじめにあう

といった状況で、学校の休憩時間に話しかける友達もおらず図書館にしか居場所がなかった。その時に心の支えとなったのがTVゲームとプログラミングであったという。

  • 高校生:独力でプログラミングを習得
  • ゲームのプログラミングができることで注目される状況になる
  • 高校卒業後:上京して新聞奨学生として予備校に通い、夜間大学に合格。
  • 大学生:ゲーム会社に働きながら夜間大学で学ぶ。最初はアルバイトであったが、プログラミングの実力で正社員となる。
  • その後フリーランスに転身。結婚を機に大手ゲーム会社に入社。その時に、運命のゲームに出会う。それが「シリアスゲーム」分野であった。シリアスゲームは様々な社会課題を解決を目的としたゲーム分野で海外では、リハビリテーションや教育、社会変革などで活用されており、オランダやフランス、米国ではすでに数百の専門会社があるという。そこで日本では未開拓であったこの領域のために同社を創業した。

若い世代は、社会の役にたちたいという考えが確実に広がっているという。後藤氏のようにこれから社会で役立つゲームがこぞって出てくることを期待したい。🎰📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵