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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『爆買い』頼みの経済成長」から

2015. 5.26  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『爆買い』頼みの経済成長」から

訪日客の『爆買い』が民間住宅投資を上回る規模に

コラムの著者は、先週公表された国内総生産による、訪日外国人の『爆買い』が経済を後押ししていることが明確になったことから、国内消費が消費増税後低迷していることと交錯していることを語っている。

○サービス輸出に影響

具体的に統計調査で見えるのは、サービス輸出に訪日外国人の日本国内における家電製品や装飾品、ブランド製品の購入実績が含まれていることから見えるという。額でもサービス輸出は13兆5000億円を超えて過去最高。今や民間住宅投資を上回った。また、14年度の訪日外国人は日本政府観光局の調査で1460万人と30%以上も上昇。円安を背景に日本への旅行は激増中。特に中国からは昨年の2倍近く。日中関係の悪化に反している動きであるという。

国内景気はこれに対して元気が無く、関係改善が望まれる中国頼みが現状だ。ringwatchtvhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:高まる産業観光の可能性」から

2015. 5.11  日経産業新聞の記事「眼光紙背:高まる産業観光の可能性」から

産業革命遺産の登録を機に

コラムの著者は、旧官営八幡製鐵所、三池炭鉱など明治時代の日本の産業革命遺産が世界遺産に登録されることを機に、旅行業の伸びしろとしての産業観光について触れている。

○企業の産業博物館もみどころ

訪日客で急拡大の観光産業の一環として、産業観光もまだまだ成長の可能性があるという。人が旅をする理由の1つとして「非日常」があるが、産業遺跡はうまく活用出来ると、コラムの著者は語っている。

その一例として、JXグループの日鉱記念館(茨城県日立市)は知名度が高いとは言えないが、内容は意外と面白いという。

  • 模擬坑道;かつての炭鉱労働者の労働環境の厳しさが実感できる
  • 鉱山町の暮らし;炭鉱長屋での他の類を見ない共同生活
  • 高炉;銑鉄がサラサラと流れ出す製鐵所見学
  • 進水式;シャンパンで祝う新造船の進水式

など、どれも非日常で面白いという。

多くの地方が、「当地は観光資源に乏しい」と嘆くが、目を製造業など産業観光に変えればまだまだ良き観光資源があると、コラムの著者は指摘している。flairhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:『プロテカ』刷新、無償修理で高品質保証」から 

2015.4.23  日経産業新聞の記事「高岡美佳の目:『プロテカ』刷新、無償修理で高品質保証」から

ブランドイメージの改善に合わせて

バッグメーカーのエース(東京・渋谷)が10日に同社直営1号店をビジネスパーソンや訪日外国人が集まるペニンシュラホテルの向かいに旗艦店として開き、同時に高級感あふれるハードスーツケース『プロテカ』を新生ブランドとしてデビューさせた。コラムの著者 高岡 美佳氏(立教大学経営学部教授)は、この大胆なブランド戦略について語っている。

○クリエイティブ・ディレクターの佐藤オオキ氏で新商品投入

今年1月より新生プロテカとして新たなデビューを遂げたのが、「360(スリーシックスティ)」である。世界で初めて上下左右の4方向から開くことができるハードスーツケースである。狭いホテルの通路でも通路に沿って上下に開けられる優れものである。とくに女性客に好調で、120%の売り上げ達成率だという。さらに、ハードだけでなく、ソフト面も充実した。つまり、業界初となる3年間無償修理保証を発表したのである。通常使用時以外に、畿内や空港での破損、その他運搬中に生じた損傷もサービスの対象で、何度でもサービスを利用できるという。

高品質であるということを保証という見える形で訴求したという。発売11年目のこのブランドの大胆な変革に高岡教授は注目している。airplanervcarbullettrainhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:戦前の『ビジット・ジャパン』」から

2015. 3.26  日経産業新聞の記事「眼光紙背:戦前の『ビジット・ジャパン』」から

戦前の日本との比較

JTBの2年前に刊行された100年史で1929年の世界大恐慌で訪日客は大減ったが、1934年ごろになると世界経済が好転し、日本の金本位制離脱で円安も相まって国際観光ブームが到来したという。コラムの著者は、2014年の1340万人と比べると量は異なるが、日本経済へのインパクトは大きかったという。

○震災や金融恐慌

時代は推移するが、地震や金融恐慌はダブルところが多いという。昭和初期の金融恐慌では日本経済は打撃を受け、国際貸借も悪化した。1930年には政府に国際観光局が設置され、その傘下にJTBがニューヨークなどに拠点を開設した。日本の売り込みに力を入れたのである。

このブームの終焉はいうまでもなく、その後の戦争である。当然、平成での観光立国の前提は諸外国との友好関係にあろう。hearthappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:スカイマークと『第3空港』」から

2015. 2.18  日経産業新聞の記事「眼光紙背:スカイマークと『第3空港』」から

ナンバーワン、ツーでないと意味がない

コラムの著者は、民事再生法の適用を申請したスカイマークで注目されている第3空港についてその厳しさについて触れている

○米GE前会長ジャック・ウェルチ氏のことば

ナンバーワンかナンバーツーでないと意味がないと言ったのは、同氏。日本の航空・空港産業にもあてはまるという。

羽田、成田に続く「第3空港」として2010年に開港した茨城空港。航空線がスカイマークに依存する経営で厳しい。関西も、伊丹、関西国際空港に続く神戸空港も第3空港としてスカイマークに依存しているという。空港とスカイマークは運命共同体であり、厳しい経営状況が続いている。

一方で、第1、第2の空港は、絶好調で、免税店では、春節で来日した中国訪日客で大量のお土産買いで賑わっている。まさに、ジャック・ウェルチ氏の言葉通りだ。

他業界も他山の石として参考にしたい。airplanepresenthappy01