テレビ

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「拡大鏡:有機ELテレビ、液晶に勝つか」から

2017.1.23  日経産業新聞の記事「拡大鏡:有機ELテレビ、液晶に勝つか」から

国内市場で今年は注目の二方式

コラムの筆者 山之内 正氏(AV評論家)は、国内テレビ市場の動向について、有機ELか、液晶かといった方式の違い、特徴で市場がどうなるか、今年は目が外せないという。

◯有機ELは生産ネックあり

さて国内テレビ市場で山之内氏は以下のように捉えている;

  有機ELテレビ 液晶テレビ
画質         高いコントラスト 明るい
薄さ 薄くしやすい  
周辺技術     開発途上 熟成
価格 高価 価格安定
画面の大きさ 特定サイズ 小型から大型まで選択肢が広い
視野角・応答 視野角が広く応答が速い 視野角が狭く応答が遅い

といった状況で、当面はどちらも一長一短で二者並立の状況が続きそうだという。

有機ELに関して言えば、画質が評価されて支持をえるか、割高という評価で様子見状態かが予測しにくいという。また、事実上供給がLG一社である点も供給の課題が出てくる可能性もある。

また、機能的な差はないため、映像エンジンをどう実現するかで差別化になるかも課題だという。逆にメーカーの腕の見せ所かもしれない。🎵pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:もう一つのTPP、ネットの使い手」から

2017.1.18    日経産業新聞の記事「眼光紙背:もう一つのTPP、ネットの使い手」から

インターネットがらみの3人

コラムの著者は、環太平洋戦略的経済提携協定(TPP)ではなく、昨今有名人の頭文字のTPPからマスコミのあり方について言及している。

◯トランプ、プーチン、ピコ太郎の3人

コラムの著者が、新年になってテレビでよくみかけるTPPについて取り上げている。環太平洋戦略的経済提携協定(TPP)ではなく、トランプ次期大統領はTwitterで指差し介入をおこない、プーチン大統領はヒラリークリントン候補の信用をおとしめるサイバー攻撃を指示したと言われている。ピコ太郎は、YouTubeでブレークし、多くの年末年始TV番組に登場した。

3人の共通点は、インターネットがらみで情報ツールをうまく利用した点である。インターネットで今や大量の情報をリアルタイムで手にいれられるようになった。だが、情報の信頼性はない。受け手側が自らの責任と判断で情報を読み取る必要があるだろう。

今後、情報伝達の価値は下がるが、情報を正確に分析し、明確な意見を加えることがマスコミの付加価値になるのだろう。🌎🏢😃


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: スマートスピーカー、音声操作、AI身近に」から

2017.1.10   日経産業新聞の記事「風向計: スマートスピーカー、音声操作、AI身近に」から

パソコンやインターネットの出現と同様の変化が家庭に

コラムの著者 岩崎 博論氏(博報堂イノベーションデザインディレクター)は、米国でヒットし始めている人工知能(AI)による音声アシストl機能のついたスピーカーから家庭での変化について語っている。

◯音声操作で生活者が最先端技術を実感

AIによる音声アシスト機能のついたスピーカーが、アマゾンやグーグルのECサイトで販売され、ヒットしはじめているという。

アマゾンの製品「アマゾンエコー」は、家庭内の据え置き型スピーカーで、音声操作で「アレクサ」と名付けられたAIと会話することで、

  • 音楽再生
  • タイマー設定
  • 天気や状態情報の再生
  • 他社の製品やサービスと連携して、家庭内の家電を音声操作

できるという。発売から2年弱で数百万台に達しているという。

このスピーカーは、家庭内のホームアシスタントの役割で、スピーカーに呼びかけるだけで操作できるという。特徴として、この機器単体の機能だけでなく、多様な機器やサービスと連携する際の中心となることである。まさに、一般消費者がAIやIoTを身近に感じる製品の1つで、ちょうどパソコンやインターネットが普及し始めた変化に似ていると、岩崎氏は語っている。🌍📺happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「風向計: ネット動画視聴、家庭のTVに『一日の長』」から

2016.11.8   日経産業新聞の記事「風向計: ネット動画視聴、家庭のTVに『一日の長』」から

動画配信サービスを何で楽しんでいるのか

コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研メディアイノベーションラボ統括責任者)は、近年の動画配信サービスの活況を分析する上で、各種情報端末やTV受像機などのどれによって消費者は楽しんでいるのかを調べている。

◯他の情報端末を抑えるTV受像機の地位

動画配信サービスはスマホやタブレットといった各種情報端末を視聴デバイスと想定しているが、TV受像機でのネット動画視聴の可能性はないのか。その点を調べるために、2015年12月全国ベースでインターネット調査をおこなった。

スクリーニング調査で回収した1万人の回答には、TVの保有が88.5%で、ネットとTVをつなげるネット接続率は21.1%で、約半数がTV受像機で動画を利用しているという。

同じ結果がグループインタビューでも得られ、TV受像機の画質の良さ、リアルタイム感、スペシャル感、リラックスできる視聴環境、ながら行動のしやすさを推す声が多数あったという。

また、同じ動画サービスでもTVでの視聴の方が他の機器の視聴よりも利用時間が長いといった傾向も見られた。

やはり、一歩先にメデャアの受け手であるTV受像機は伝送手段がどうであれ、じっくり楽しむエンターテインメントの受け皿としての優位性はあるようだ。camerahappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の「眼光紙背:コーヒーカップと米大統領選」から

2016.11.2   日経産業新聞の記事「眼光紙背:コーヒーカップと米大統領選」から

米国ならではの世論調査

コラムの著者は、米国のような二大政党制では有効な世論調査で、しかも的中率が高いことで知られているコーヒーカップによる調査について語っている。

◯共和党支持は象のマークの赤カップ、民主党支持はロバのマークの青カップを店頭で選択

8日の投票まで下馬評は、共和党のトランプ氏と民主党のクリントン氏が拮抗し、お互い中傷合戦で政策論議がなされないままで予想が難しいとされている。

その中で2000年の大統領選挙以降、当選者を的中させている世論調査があるという。

その調査とは米セブンイレブンの店頭でできたてのコーヒーを買う場合、

  • 共和党支持:象のマークの赤いカップ
  • 民主党支持:ロバのマークの青いカップ

を選ぶ。集計は毎日更新され、何度も同一人物がコーヒーを飲めるから正式な数字ではないが、興味深い結果になるという。最近は、これ以外のカップ、スピークアップ(もっと言いたい)といった3つ目のカップもあるようだ。意外に、二人の候補の支持率よりも大きいことが気になるという。camerahappy01