【ヒット商品のネタ出しの会】 日本経済新聞の記事「核心:『外国人』に不安なあなたへ」から
2025/08/05
2025.8.4 日本経済新聞の記事「核心:『外国人』に不安なあなたへ」から
外国人の力を借りずに今の日本はやっていけない
コラムの著者 藤井 彰夫氏(日本経済新聞社 論説主幹)によれば、今年7月の参議院議員選挙では「外国人問題」が争点の1つになり、SNSなどを通じて真偽が不明な情報も流れたという。日本でも反移民感情で国内が分裂する欧米のような兆候がでたという見方もあるという。
○現代の日本も鎖国や攘夷をやっている場合ではない
藤井氏によれば、7月の世論調査では、「外国人の受け入れを広げるべきだ」という回答が45%、「広げるべきでない」が46%と意見は拮抗している。確かに、
- 特定の観光地に訪日外国人が集中するオーバーツーリズム
- 外国人のゴミ出しのマナー違反
- 犯罪による治安悪化
- 海外からの投資に伴うマンション価格の高騰
などが社会問題となっている。これらのニュースなどで漠然とした不安が生じているかもしれない。ただ、日本の経済は外国人の力を借りずに立ち行かない状況になっている。
その主因が、人口減少と少子高齢化であり、日本の労働力を補完するために日本で働く外国人を増しているからである。AIやロボットの導入は省人化は進むが、需要が急増する介護分野などは外国人労働者は不可欠となっている。
文化や習慣が違う外国人が増えるにつれ、日本社会との摩擦も見られる。例えば、
- 日本社会には「暗黙知」が多い
- 日本の制度は性善説に基づいている
などがある。今回の参議院議員選挙で「外国人問題」が争点になったと海外メディアが取り上げたが、日本人が内向きになり外国人を排除しようとしていると受け取られないかと藤井氏は心配している。これを脱出するには外国人の力も活用して日本経済を強化するのが王道ではないかと藤井氏は提唱している。江戸時代末期の黒船来航から開国、攘夷運動の拡大と挫折、明治維新後の外国の人材や技術を導入した文明開化と富国強兵と進んだ歴史から、現代の日本も鎖国や攘夷をやっている場合ではない。☀️🌪️☁️💡🎓🧠🏢🗻🔥🌳🎓💡💬📻⚡️🏙️🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵🇺🇸🇪🇺
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