【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:足場のフクロウマーク、建設現場の犯罪を監視」から
2024/02/23
2024.2.21 日経産業新聞の記事「トレンド語り:足場のフクロウマーク、建設現場の犯罪を監視」から
改修工事は良いことだが長期化すれば犯罪が起こりやすくなる
コラムの著者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)によれば、前回に引き続きパリ市のこのところの変貌を説明している。
◯建設現場での監視に特化したロカラム社のフクロウマーク
竹原氏によれば、パリ市の富裕層の多くはコロナ禍で南北の海岸に近い別荘に逃げ、空いた期間のアパートは破壊と盗難に見舞われたという。玄関の鍵が壊され、それに対抗するためにアパートの至る所に監視カメラが設置されたという。
さらにコロナ禍でアパートの外壁改修も進んだという。パリ市には定期的な外壁補修を義務付ける法律があり、アパートの大家がこれを機にアパートの外壁は改修され、ここまで街が綺麗になるかと思うほど、パリは白く化粧した姿となったという。
ただ問題になるのは、改修工事の期間である。古い建造物の外壁は石灰岩で高圧洗浄すればすむので、そんなに時間はかからない。一方、新しいコンクリート製の建物は昔ながらの外壁を装っていてもペンキで塗り直さねければならず、足場を組み上げる必要があり、設置期間が長くなる。工事が伸びると犯罪につながるリスクがある。例えば、足場を伝っての盗難などがあり、工事会社の仕事は増えたが、それだけリスク管理が必要で、警備会社が必要なる。
建設現場の監視に特化した警備会社の代表格が、ロカラム社で、竹原氏がいう赤を背景にしたフクロウマークを使っている。15年の歴史があり、最新機器で15メートル先から犯人の映像を撮影し、その動きに応じて警察に通報し、被害を未然に防ぐ。警報器だけでなく、犯人を察知し、証拠写真を撮り、通報して警察の介入を求めるサービスである。警備センターによる監視はもちろん、機器の保守点検も遠隔操作で行い、徹底的な省力化を図っている。
赤い背景のフクロウマークは、24時間監視を印象づけ、心理的な圧力も加えている。👮🦉☕️🍽️🚶🗼🚲💻📳🍂🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶🏢💡⚡️🌏📂🌍🇫🇷
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