【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:米で広がる『静かなる採用』」から
2023/08/21
2023.8.15 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:米で広がる『静かなる採用』」から
戦略的で意図的な静かな採用は最大効果
コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)によれば、昨年米国で「quiet quitting(静かなる退職)」という言葉が流行したという。職務には就ているものの十分に仕事の遂行に従事していない社員を指す。それ以後、「quiet(静かなる)」の言葉が流行し、最近最も注目されているのが「quiet hiring(静かな採用)」であるという。カップ氏はGoogleも利用している「quiet hiring(静かな採用)」について語っている。
◯逆に「静かな退職」を避ける
カップ氏によれば、静かな採用は社員を新たに雇用する代わりに、既存の社員に新たな役割や責任を割り当てることを指すという。彼らを訓練(リスキリング)して今までとは違ったビジネスを支援させる。
企業は、この静かなる採用を戦略的に「ストレッチ・アサインメント」として、達成が容易でない、ストレッチが必要と思われる仕事内容をあえて任せることで、社員の成長する機会を与えるものである。
Googleでは、静かな採用を自分の職務内容以上の職務や責任を担うように努力したスタッフには昇進を与えることで実践しているという。正しく実践されれば、社員のキャリア志向を満たし、企業側には忠誠心を高めると同時に給与コストを抑制できる最大の効果が期待できるという。これまで一つの目的だけに雇用をすることに慣れている米国企業にとっては新たなアップローチである。💬👩👦💵📶📈💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵
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