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2022.11.9   日経産業新聞の記事「SmartTimes:人的資本投資経営の時代」から

唯一無二のVBと価値を増大できる大企業の社内起業家の両者に投資

2020年から新型コロナウイルス禍で仕事がオンラインに移行していく中で、コラムの著者 吉井 信隆氏(インターウォーズ社長)は、自ら開催している「イントレプレナー塾」の再考を行った背景について語っている。

○これからの社会で適応する「人的資本経営」へのパラダイムシフトは不可避

 吉井氏によると、イントレプレナー塾のミッション、価値、成果とは何かを再点検したという。

  • ミッション:企業内起業家が一人でも多く覚醒する機会の場にする
  • 価値:起業家に変貌する意欲を引き出す
  • 成果:計画の実行だけでなく、実行に移せる人材を経営戦略と連動させる

といった再設計で、カリキュラムをオンラインとリアルのハイブリッド形式に試行錯誤で変更したという。

オンライン化は講義を録画したり、参加できなかった塾生がいつでもどこでも受講できるようになり、地域間の格差がなくなり学ぶ機会の均等化に繋がった。しかし、オンラインばかりでは脳が疲れ、リアルで会えないことからエンゲージメントも低下することも懸念された。そこでオンラインとリアルのハイブリッド形式では、まずオンラインでは

  • 笑いを誘うナビゲート
  • 休憩の時間設定とタイミング
  • 雑談タイムの導入
  • カリキュラムの短縮
  • オンラン飲み会

で集中力とモチベーションの維持に努めた。リアルでは

  • カリキュラムの中間と最終日には実際に集合する
  • 集合することで塾生同士の「共感」を得ることでエンゲージメントを高めることを考えた
  • 最終日はリアルでプレゼンテーションを実施し、互いに批評する。

こういったハイブリッド形式でより実現性の高い事業案が生まれ、イントレプレナーも多くが誕生したという。

世界的人的資本投資が注目されている。その背景にデジタルなどへのスキルアップとそれを実行に移せる人材教育が一体化して、企業の価値創造が必要であるからだ。つまり、事業を創造できる起業家への人的資本の投資が、社内外の起業家に必要であるという。グローバルな視点で他人がやらないことを推進する社外起業家への投資と、価値を増幅させる大企業の社内起業家への投資の混合が鍵になると吉井氏は示唆している。🏢🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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