【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:あらゆる知識がデュアルユース」から
2022/10/03
2022.9.29 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:あらゆる知識がデュアルユース」から
技術ばかりではなく、情報や知識もデュアルユース
コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)は、前回に引き続きウクライナ戦争を軍事技術のみならず多様性をもってきていることに言及している。
◯戦争が軍事技術のみならず、情報や知識にも及ぶ多様化
山﨑教授は、前回の投稿でも技術は人間の道具であるのだから、軍事技術かどうかはその使用目的で決まり、技術の内部の明確な境界はないが、技術は実際にはその成果や生み出す価値で性格付けられるために、入口は同じでも出口では明確に区別すべきであると説いた。
ロシアによるウクライナ戦争は、その様相を今までの戦闘行為以上に、あらゆる技術、手段が総動員されている。自らの主張やその正しさを国民や世界に訴え、相手の考えや手段を非難する宣伝戦や情報戦、相手の社会インフラを狙った経済封鎖やサイバー攻撃などが展開されている。
戦場では、無人航空機やドローン、ロボットなど先端技術の使用が目立つ。味方の犠牲を避け、遠方から攻撃目標を正確に狙える要求が高い。使用される技術も目標のセンシング、誘導、制御、通信など多岐にわたる。これらは民生用での開発されてきたが、原理的には軍事用への転用はできる。しかし、このような転用は軍事用に実用化するにはかなりの応用研究や開発が伴う。また従来無関係と思われていた分野の研究成果が利用される可能性もある。また、アイデアは基礎研究から生まれる場合もあり、技術がどう展開するのかも予想できない。
今回の戦争は、技術の面だけでなく、情報や金融、通商など多くの施策が採られている。技術以外の面でも今回の戦争で各分野で多様化し、姿も変わってきた。いまや、各分野の専門家や学者、研究者、開発技術者などの意見や発言が必要で多くの知識を総合的に動員する事態となっている。💣⛴🛫📊⚡️💡😷🌍🤖💻🧠🍞🎓✏️🏙🌾🍓😅🏃♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍🇯🇵
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