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2022.10.19  日経産業新聞の記事「いいモノ語り:マニュアルオブザイヤー、図と動画で注意点説明」から

ネガティブ表現のタブーをきちんとNGと表現

 コラムの著者 高橋慈子氏(テクニカルライター)は昨年の発表に続き、今年の「ジャパンマニュアルアワード」(一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会主催)が10月5日に発表された内容について語っている。

○ユーザーが安全に確実に製品が伝える技術の進歩を伝える展示も開催

 高橋氏が紹介しているのは、優れた取扱説明書を表彰する「ジャパンマニュアルアワード2022」である。最優秀賞は、精密測定機器メーカーのミツトヨ(川崎市)のリニアスケール(直線測長器)のユーザーズマニュアルである。選定理由は、中原司郎実行委員長(パナソニックエレクトリックワークスクリエイツ)によると:

  • 近年増えてきた動画の使用説明で該当箇所にQRコードを記載して動画にわかりやすく誘導している。
  • 図解では、タブー視されてきたNGの文字をあえて使って、やってはいけないことが明確に伝わるようにしている。
  • 動画でも、注意すべき動作を丁寧に説明している

ということにあるという。これまで取説はNGというネガティブな表現は避け、「注意してください」といった表現にとどまることが多かったという。同社はそこに注目し、安全に使用できることを示している。

同アワードはコロナ禍でリアル開催を見送ってきたが3年ぶりに京都リサーチパークで最終選考や表彰、作品展示が行われた。展示も意義あるものでこれまでの受賞作に加え、過去20年間の受賞作から実行委員が注目すべき作品も並べ、解説ツアーも開催したという。技術の移り変わりとともに、ユーザーの安全を最重要に考え、確実に製品を使えるように「伝える技術」がどう進化してきたかが把握できる展示であったという。🛠🍖🍽👜🏯📗🖥👧👦🛌👧🏢🕛📈🏢💡⚡️🌍happy01🌳🇯🇵

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