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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:ディオールの新店舗、フランスのソフトパワー体現」から 

2022.3.16 日経産業新聞の記事「トレンド語り:ディオールの新店舗、フランスのソフトパワー体現」から

パリ凱旋門近くの新店舗

 コラムの著者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)は、ファッション界の帝王、ベルナール・アルノー氏(LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンん社代表)の手掛けるディオールの新店舗について述べている。

◯フランスの代表的産業モード(ファッション)の誇り

 竹原氏によれば、フランスがファッションが産業として成立し、ファッション業界の帝王、ベルナール・アルノー氏は新店舗でフランスのソフトパワーを体現したという。

ベルナール・アルノー氏はフランスのファッションと文化をを握っている。そのベルナール氏がファッション業界に足を踏み入れる要因となったのがディオールの店舗だという。

3月にパリ凱旋門の近くにベルナール氏は3店舗を新装開店した。竹原氏が興味深いと見えたのは工事期間中も数知れない仮縫いの服が窓際に見えるように設置され、依頼主の来店を願っているようだったという。

新店舗ではギャラリーもあり、創業からのデザイン、回顧展から選んだ常設展「ディオールギャラリー」がある。このしつらいがフランスの文化であろう。🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇫🇷


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:YOASOBIのヒット、小説X音楽、実験が市場創る」から

2022.3.18  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:YOASOBIのヒット、小説X音楽、実験が市場創る」から

実験的な挑戦をしながら、市場の反応を見て素早く次の一手に

 コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、コロナ禍でエンターテイメントの話題が少ない中で「小説を音楽にする」というコンセプトが受けている音楽ユニット「YOASOBI」のマネジメントについて考察している。

◯実験市場が新市場を創造する

 ヒット曲を次々生み出す、Ayase氏とikura氏の音楽ユニット「YOASOBI」のマネジメントに西川教授は、興味を持っている。両名にソニー・ミュージックエンタテインメントの3人が現場での判断から戦略までをマネジメントするプロジェクトでもある。

もともと投稿小説をもとに音楽を制作するという実験的な活動を行なっていた中で、Ayase氏を発掘し、さらに3人で歌手を探していると、ikura氏をYouTubeの活動を見て声をかけた。小説を元に楽曲を制作するAyase氏に10代が好む音楽を分析して、第1弾「夜に駆ける」が生まれた。この作品がYouTubeで公開されると瞬く間に100万回再生を記録し予想以上のヒットとなった。

コロナ禍で話題が少なかったエンタテインメント業界で、「小説を音楽にする」というコンサプトが受けTVメディアでも取り上げられるようになった。プロジェクトは実験的な試みに挑戦し、市場の反応をみてスピーディーに次の手に反映している。小説X音楽という新市場を創造することにつながっている。♬📱🍟🏥📷💻🍺🦠🎓🏢📈🔎⚡️🌍happy01📶👦👧💡🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:日本のパンが柔らかい理由」から

2022.3.16   日経産業新聞の記事「TechnoSalon:日本のパンが柔らかい理由」から

海外では表面が硬く、中身は柔らかいが

コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、パンについて少しユーモラスな話を紹介している。

◯アジア圏で通用する理由とは

 円山氏によれば、海外のパンはフランスパンを代表に、外は硬く、内は柔らかいという。それに対して日本は、表面は柔らかく、中はもちもち感があるという。この理由は何か。

円山氏はある学会の製パン企業の研究者に「日本のパンは、なぜヨーロッパのパンのようにカリッとしないのか」と尋ねたところ、その研究者の答えは、「日本のパンはご飯なんですよ」とのことだった。もちろん、日本の製パン企業がヨーロッパのようなパンができないわけではない。ただ、日本人が求めているのは、ご飯の感覚を求めているために、表面も柔らかく、もちもちした食感のパンを市場に提供しているという。

日本の高級食パンは、細かい気遣いと厳選された材料で作られており、日本人の感性に合っているのだという。日本発祥と呼ばれるメロンパンと同様に、日本食の1つかもしれない。

このようなご飯のイメージのパンは、同じ米文化のアジア圏で展開する試みを始まっているという。🍞🎓✏️🏙🌾🍓😅🏃‍♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍happy01🗻🇯🇵🇫🇷🇵🇹


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:若年層の環境変化、企画型思考が『公共』育む」から 

2022.3.11  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:若年層の環境変化、企画型思考が『公共』育む」から

成年年齢と高校での新科目「公共」

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、今年は若年層を取り囲む環境が変化するという。成年年齢の引き下げと高等学校での新科目「公共」の進め方である。

◯企画型は想像力が必要で社会課題に挑む

 関沢氏によれば、まず参政権の引き下げで政治や社会への理解が今以上に若年層に必要となってくる。高等学校の新科目「公共」も私的な世界に閉じこもらず、考えの異なる人々と共存し、社会課題に向き合うことを学ぶという。

社会課題の取り組み方には、以下の3つがあるという:

  • 学習型:何が課題か感じ取り、情報を収集する学習型。関心と探求がテーマ。科目「公共」では「幸福・正義・公正」の観点からデータを分析する。
  • 告発型:抗議や要求がテーマ。社会課題の渦中にあって被害を受けている当事者はその立場から発言する。
  • 企画型:関与と提案をテーマに社会課題に関わる。つまり。創造力で課題に対峙する。

関沢氏は教育現場では「学習型」のみならず。「企画型」を取り入れてほしいと希望している。当事者に寄り添いつつ、データを分析し、具体的な解決策を発想するという点である。教育現場にとどまらず、新入社員を人材教育として企業も本業の利潤追求だけでなく、社会課題の解決に役立つ「公共」的な発想が重要となろう。📕👩✋⛑🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:評価すべきマクロン改革の5年間」から

2022.3.10 日経産業新聞の記事「眼光紙背:評価すべきマクロン改革の5年間」から

失策はあるが、労働市場改革、フランス国鉄改革と税制改革では成果

 コラムの著者によれば、フランス大統領選挙は4月10日に投開票されるという。地球温暖化対策に対する燃料税の引き上げと、それを反対する「黄色いベスト運動」によるパリ市内交通の麻痺、42ある年金制度の1本化に反対での激しいストライキとマクロン大統領の再選は難しいというのが専門家の意見だという。

○マクロン大統領再選は難しいのか

 コラムの著者はこれに対して労働市場改革、フランス国有鉄道改革そして財政改革では大きな成果を上げている。

  • 労働市場改革:企業の競争力強化のために解雇制度を柔軟に改め、労働者のセーフティーネットとしても失業保険改革や職業訓練制度改革を実現した。
  • フランス国鉄改革:組合員の終身雇用などの特権を奪うことを試みたが組合も激しいストライキで抵抗したために、新規採用者から特権をなくすことで妥協を成立させた。また、EU域内の欧州単一鉄道市場の構築に向けて自国内の市場開放にも努めた。
  • 税制と社会保険改革:企業活力の向上を狙う。法人税や企業の社会保険の負担の軽減を図り、フランスの製造業の投資不足の解消やイノベーション不足、社員教育不足を是正しようとしている。

これだけの多くの政策を強い労働組合のあるフランスで地道に改革してきたマクロン大統領の手腕が評価されてもよいのではにかというのが、コラムの著者の意見である。🙏🍶🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇫🇷