【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:接種券と選択のパラドックス」から
2022/03/05
2022.3.1 日経産業新聞の記事「眼光紙背:接種券と選択のパラドックス」から
行動経済学の「選択のパラドックス」が意味するもの
コラムの著者によると、自分の母に新型コロナウイルスのワクチン接種の通知が届き、すでに日付と会場が印刷されたことから、高齢者のケアの仕方と選択のパラドックスについて述べている。
○選択肢が多いほど良いというものではない
コラムの著者によれば、3回目の接種券は接種の日時と会場があらかじめ印刷されていて驚いたという。高齢の母親にとって接種の予約は一苦労である。インターネットではなく、電話でも変わらない。昨年の接種では全国各地で予約作業をめぐる混乱が見られた。管轄の自治体でも混乱を避けるために、日時と場所を先に決めてしまおうと考えたのであろう。
一般的に高齢者は現役世代に比べて、時間の融通はきく。接種の日時をあらかじめ決めておいても、都合がつかないという可能性はそれほどないであろう。指定された日付に行けないのであれば、そのときこそ家族か関係者に頼んで自治体の窓口に問い合わせればよいだろう。問い合わせの件数も大幅に減ることから、窓口の負担も大幅に減る。高齢者もいつまで経っても予約が取れないという不安も解消される。
行動経済学に「選択のパラドックス」という考えがある。スーパーマーケットがジャムを24種類用意した時よりも6種類に絞り込んだときの方がよく売れたという。選択肢が多ければ良いというわけではなく、相手に決定権を委ねることが必ずしも良い結果を招くわけではないという証左である。🍶🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕🌏🇯🇵
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